マネーパートナーズ(マネパ)の連続予約注文のメリット、デメリットやトラリピ等との比較、使い方等を検証します。
連続予約注文でトラリピやループイフダンのような取引が出来ます。

実際に使って見ましたが、マネパnanoならドル円0.3pips(原則固定)という最狭水準のスプレッドで取引でき、操作も簡単なのでこれから流行ると思います。

なお、くりっく365にあった連続注文とよく似ていますが、特許出願済(特願2014-176362)のようです。

★連続予約注文とは何か。(公式サイトより)

●最大20件まで連続させて予約発注可能(20回までリピート可能)。
連続予約注文とはあらかじめイフダン注文を最大20件まで同時に発注できる注文方法です。(IF-OCO注文も可)
 
前の注文が約定したら次の新規注文を発注するというもので、公式サイトの図(下図)では買い下がるように連続予約していますが、同じレートでイフダン注文を連続予約すればトラリピやループイフダン、iサイクル2取引等のような取引が出来ます。
マネパ連続予約注文とは。ループイフダン検証ブログ
●連続条件。
トラリピは利食いのみに連続させる仕様ですが、連続予約注文では注文が連続する条件は2つから選択できます。

○連続条件1:『前注文の利食い約定時』
前注文の利食い決済注文が約定すると、次の新規注文が発注されます。(損切りとなった場合は連続せずに終了)
これによりトラリピのような取引が出来ます。 

○連続条件2:『前注文の新規約定』
前注文の新規注文が約定すると、次の新規注文が発注されます。(前注文が損切りとなった場合でも終了とはなりません。)
 
これによりトラップトレードのように同時に複数のイフダン注文を発注する等の使い方ができそうなので、今後検証していく予定です。
デフォルトではこちらが選択されているので注意して下さい。

●必要証拠金は1注文分のみで発注が可能。
次の注文発注時にその都度必要証拠金チェックを行うので、注文数が多くても証拠金が増えることはありません。
 例:USD/JPY 1万ドル買い×10個でも発注時の必要証拠金は10万ドル分ではなく1万ドル分のみで済みます。


★連続予約注文でトラリピする方法(発注方法)。 
クイック発注ボード(下図)の注文方法を選択するアイコン(下図青丸。デフォルトはストリーミング)をクリックして「連続予約」にし、レートや取引数量等を入力して「続けて注文を入力する」(赤丸)をクリックします。

一度入力した情報がそのまま保存されているので、2件目以降は再び「続けて注文を入力する」(赤丸)をクリックするだけで次々に連続予約でき、簡単にトラリピのような取引ができます。
マネパ連続予約注文の発注方法。ループイフダン検証ブログ
利食いレートは右上の歯車アイコンから好きな利食い幅を設定しておき、1クリックで入力できる機能があるので簡単ですし(図では10pipsに設定)、その右欄から注文毎に一つ一つ入力することも可能です。
損切り注文も同じく簡単入力できますが、発注しないようにもできるので、戦略の幅も広いです。

図の下側の表が発注予定の注文一覧で1回クリックするだけで注文数を増やせるのでとても簡単で、初心者にも使いやすいですし、私も気に入りました。


★★★連続予約注文のメリット、デメリット

★連続予約注文のメリット。
●20回までリピート注文可能。
利食い注文約定後に次のイフダン注文(IF-OCO注文も可)を発注することが出来るのでトラリピ(リピートイフダン)のような使い方が出来ます。
 
1つの注文に連続予約できる件数は20件までなので、最大20回までリピートできます。
その都度注文を入れ直して手動でトラリピするより圧倒的に楽になります。

●スプレッドが業界最小水準!ドル円0.3pips。
マネパnanoはドル円0.3pips等、スプレッドが業界最小水準です。(原則固定)
しかも指標時等でもスプレッドが広がりません!(2014/3/1~8/31実績、FOMC、雇用統計などの重要指標発表時を含む)。

スプレッドの小さい業者でも雇用統計等ではスプレッドが広がるところが多いので、これほどよい条件の会社はないと思います。
トラリピはドル円4pips+10pipsの手数料(1000通貨の場合)なので、それより圧倒的に小さいですし、ループイフダンの2pipsよりも小さいです。

マネパ連続予約注文の比較
PFXはマネパ通常口座。トラリピは1000通貨の手数料込みコスト。PFXの豪ドル円は0.7pips、ユーロ円は0.6pips、ポンド円は1.1pips、ユーロドルは0.5pipsに縮小されました。2017年5月31日追記
 
マネパnano(パートナーズFXnano)は1注文の取引数量が10万通貨までという制限がありますが、マネパ通常口座(パートナーズFX、PFX)なら制限はないですし、PFXもドル円スプレッド0.3pipsと小さいです。
マネパnanoとPFXは同時に口座開設することになりますが、通貨によりスプレッドが違うので、スプレッドの小さい方を使った方がよいと思います。

●スワップも業界最良水準!
マネパ通常口座(PFX)とマネパnanoではスプレッドだけでなくスワップも違います。
マネパnanoのスワップ2017年4月28日
買スワップ/売スワップのように表示。1万通貨あたり(円)。2017年4月28日時点

比較サイト等ではPFXのスプレッド、スワップが掲載されることが多いためマネパは過小評価されがちですが、マネパnanoはスプレッドもスワップもかなりよい水準です。

売りのマイナススワップが小さいので売り注文の際に有利です。
また、買いと売りの差が小さいのも特徴で両建てにも有利です。
 
●リピートだけでなくレート等を変更して連続予約できる。
トラリピでは同じ注文を繰り返すだけですが、マネパの連続予約注文では各注文レートを指定できます。
そのため、次のイフダン注文のレートを前の注文より小さくして買い下がることも出来ます。
 
また、買いイフダン注文を利食った後に売りイフダン注文を連続予約することも可能です。

●発注が簡単。
20件分の注文を一つ一つ入力するのは面倒ですが、一度入力した情報が保存されているので同じ注文を1クリックで発注出来るようになっており簡単です。

●利食い幅の制限がない。
他社では利食い幅の制限があるところが多いですが、連続予約注文では制限がないので0.1pipsで利食うことも可能です。

●通貨ペアが多い。
マネパnanoは8通貨ペア、PFXは13通貨ペアです。

●100通貨から取引可能。
マネパnanoは100通貨から取引可能なので初心者や資金が少ない人にも使いやすいです。

●スワップ受け取り機能もあり。
スワップが建玉を決済せずに好きな時に受け取れる機能があります。
税金対策の年内利益調整などに使えそうです。


★連続予約注文のデメリット。
●無限リピート出来ない。
トラリピは止めるまで無限リピート出来ますが、連続予約注文では最大20件までなので、連続予約が約定したらその分だけ追加発注する必要があります。

具体的な対処法としては、約定メールに「回転数:3/12」のような表示があり、連続予約12件のうち3件目の注文が約定したことがわかるので、それを参考に全ての注文が約定したら新たに連続予約を入れ直すことです。
 
また、決済注文約定後から新規注文約定前であればいったん連続予約をキャンセルして再度入れなおせば、20件分の連続予約が出来ます。

★★★

以上、ドル円0.3pips等、最狭水準の低スプレッドや高スワップが最大の魅力です。
無限リピートできないのが欠点ですが、週1程度のメンテナンスで済むので実際は大した手間ではなく、低コストであることを考えれば十分使う価値があると思います。
 
特に手動トラリピしている方はマネパに乗り換えた方が発注が簡単だし利益も増やせるのでよいと思います。

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 (更新履歴:2015年4月21日投稿。最終更新2021年1月22日)