ループイフダン検証ブログ

ループイフダンを検証!【目安資金】【バックテスト】【投資法】等が人気記事。ループイフダン情報が最も詳しいブログです。「長所短所まとめ」等のお勧め記事を閲覧推奨。著書好評発売中!


カテゴリ: ループイフダンお勧め記事

アイネット証券が3万円キャッシュバック開始!
ループイフダン3万円キャッシュバック
3万円キャッシュバックキャンペーンを実施中です!

当ブログからアイネット証券に口座開設して取引条件を満たすと適用されるので、是非ゲットして下さい。

当ブログから口座開設してこのレポートを役立てて頂ければ幸いです。
また、ブログでもループイフダンに役立つ情報をどんどん紹介していくので、これからも「ループイフダン検証ブログ」をよろしくお願いします!

(「ループイフダン攻略法」が貰えるキャンペーンは2023年8月に終了しました)

Q.ループイフダンとは何ですか?

Q.ループイフダンに適したテクニカルは?
Q.相場状況に応じた戦略を知りたい。
Q.いつループイフダンを停止させるのがよいですか?
Q.高値更新時に設定を見直す方がいいの?

Q.目安資金は?
Q.最大ポジション数や取引数量はどれ位にしたらよい?
Q.両建てはできますか?注意点は?

Q.いつロスカットされるの?

Q.リスク管理ツール「マイセーフティ」とは?

Q.スプレッド・手数料は?
Q.スワップは?
Q.利益はどれ位?
Q.トラリピとの利益差はどれ位?
Q.ループイフダンはどのレートで買う(売る)のですか?

Q.最大ポジション数を変更する方法は?
Q.取引数量を変更する方法は?

Q.節税方法は?
Q.確定申告に必要な書類はどうやって入手するの?
Q.システム障害について知りたい

Q.決済利益が予想してた利益より大きい(小さい)のは何故?
Q.口座開設時の「アイネットFX取引コース」はどれを選んだらいいの?

★★★

Q.ループイフダンとは何ですか?
A.一定の値幅だけ下がったら買い、一定の値幅だけ上がったら売る(利食いする)というシンプルなトレード(イフダン注文)を自動で繰り返すものです。
例えば、1円下がったら買い、1円上がったら売る(利食う)というトレードを自動で繰り返してくれます。

つまり、一定の値幅でイフダン注文を何度も自動で発注してくれる機能であり、レンジ相場や上昇相場(売りのループイフダンでは下落相場)に強いという特徴があります。
詳細はこちら(ループイフダン口座開設レポート!長所短所まとめ)。

ループイフダンのイメージ図

Q.ループイフダンに適したテクニカルは?
A.レンジの上限・下限を決めやすいテクニカルがループイフダンに適しています。
以下の記事で詳しく紹介しているので参照して下さい。

ループイフダン・トラリピにお勧めのテクニカル指標と注意点
テクニカル・シストレのデメリット。テクニカルで最も重要なこと

Q.相場状況に応じた戦略を知りたい。
A.現在レートがレンジのどの辺りにあるかによって戦略を変えるのが有効です。詳細はこちら(ループイフダンのレンジ内の位置ごとの最適戦略)

Q.いつループイフダンを停止させるのがよいですか?
A.システム稼働後の高値を更新した時や高値付近にあるときは含み損が少ないので、それまでの決済利益より含み損が小さく勝ち逃げしやすくなり、システムを停止するのによいタイミングだと思います。
その他のケースや注意点はこちら(ループイフダン停止の理想的なタイミング)


Q.高値更新時に設定を見直す方がいいの?
A.高値更新するときは相場の勢いが強い時なので下落する可能性は低いとも言えますが、高値更新するとレンジ下限までの幅が広がり下落時損失が大きくなるため念のため値幅や最大ポジション数等の設定を見直した方がよいと思います。
詳細はこちら(ループイフダンの高値更新時のリスク管理)


Q.目安資金は?
A.目安資金は下落時損失と取引証拠金を足したものです。

システムの値幅や最大ポジション数、取引数量により変わるのでこちら(ループイフダンの資金目安)を参考にして決めるのがよいと思います。
なお、取引証拠金は通常ロスカットされた場合でも戻ってきます。

Q.最大ポジション数や取引数量はどれ位にしたらよい?
A.最大ポジション数を設定することにより下落時損失を抑えることができます。
最大ポジション数毎の下落時損失や目安資金はこちら(ループイフダン目安資金)でまとめているので参照して下さい。
取引数量は上記の下落時損失に余裕があれば大きくするとよいと思います。
ループイフダンの目安資金と値幅等の関係

Q.両建てはできますか?注意点は?
A.ループイフダンで両建てすることは可能です。ただし、通常の両建てとは異なる点も多くリスク管理がやや難しいです。長所短所や注意点をこちら(両建てループイフダン長所短所まとめ)にまとめているので参照して下さい。

Q.いつロスカットされるの?
A.ロスカットは「有効証拠金」が「取引証拠金」を下回ると発生し、すべてのポジションが強制的に決済されてしまいます。
詳細はこちら(ループイフダンの資金目安・ロスカットの注意点)

Q.リスク管理ツール「マイセーフティ」とは?
A.「マイセーフティ」とは、全システムの合計損失の上限を設定できるリスク管理機能です。
損失の合計がこの上限に達した時点で全てのポジション(システム)が強制的に決済されます。
詳細はこちら(ループイフダンの資金目安・ロスカットの注意点)


Q.スプレッド・手数料は?
A.下図の通り、スプレッドは小さく手数料も無料です。トラリピ等の類似サービスと比べても低コストです。詳細はこちら(ループイフダン口座開設レポート!長所短所まとめ)
ループイフダンのスプレッド

Q.スワップは?
A.2016年2月にスワップポイント業界最高水準を宣言しており、スワップも高いです。
アイネット証券スワップ最高水準宣言2016年2月6日

最新のスワップはこちらのカテゴリの記事下部で紹介しています。

Q.利益はどれ位?
A.決済利益は以下にまとめています。
 月・日データ2004年からのバックテスト

アイネット証券で公開されている利益は期間が短く、全ての通貨ペアを網羅していないので、当ブログで紹介する「真の利益」を参照するのがよいと思います。

Q.トラリピとの利益差はどれ位?
A.スプレッドと手数料の差によるトラリピとの利益差は、下表の通り11~78%という非常に大きな数字です。
下表のループイフダンは同じ値幅のトラリピより10~78%(下表右の数字)も利益が大きくなります
こちら(バックテスト10年分)の記事で詳しく説明しています。
 
ループイフダンとトラリピの利益差

Q.ループイフダンはどのレートで買う(売る)のですか?
A.ループイフダンを稼働した直後に成行で買い(売り)、その他の注文は成行注文時のレートに値幅を加減したところに発注されます。例えば、103.00の時に値幅100のループイフダンを稼働させた場合、それに値幅分の100pipを加減したレート(102.00、101.00、100.00・・・)に指値注文が出されます。

Q.最大ポジション数を変更する方法は?
A.いったんループイフダンを停止し、最大ポジション数を変更し再稼働させます。
停止後に残ったポジションの決済レートを下記記事の通りに修正すると目安資金の計算が簡単になるのでお薦めです。

詳細はループイフダンの最大ポジション数を変更する方法

Q.取引数量を変更する方法は?
A.ポジションを増やす場合は、新たに追加したい分の取引数量のループイフダンを稼働させればよいです。
ポジションを減らす場合は、いったんシステムを停止し新たな条件でシステムを稼働させます。
ループイフダンを停止してもポジションは決済されないので、必要なら自分で決済して下さい。

Q.節税方法は?
A.こちら(ループイフダン・トラリピの節税方法)を参照して下さい。

Q.確定申告に必要な書類はどうやって入手するの?
A.こちら(ループイフダンの確定申告。金融商品取引年間報告書の取得方法)にまとめています。確定申告の手続きも紹介しています。

Q.システム障害にはどう対処すればよいですか?
A.こちら(障害情報まとめ。システム障害時の対処法)の記事で障害時の対処法や、最新のシステム障害、過去の障害等を紹介しているので参照して下さい。

過去(2014年10月)に一度だけ異常なレートで約定するという障害がごく少数の利用者に起きましたが、その後システム改善された結果、システム障害は起きておらず、ループイフダンのシステムが弱いということはありません。
2016年9月26日のバージョンアップによりさらにシステムが強化されています。


Q.決済利益が予想してた利益より大きい(小さい)のは何故?
A.ループイフダンを稼働したときの最初の注文(1つめのポジション)は成行で発注されます。(ループイフダンを稼働したらすぐにポジションを持ちたいという要望が多かったため採用された機能です。)

また、損切りや高値更新した時(最高値の指値決済注文が約定した時)は、逆指値により新規ポジションを取るので、この注文も成行で発注されます。

これらの場合は新規ポジションを取る時に成行で発注されるため、相場状況によってはレートがズレる(滑る)ことがあります。
決済レートは(約定レートではなく)発注レートに値幅を加減したレートに指値で発注されるため、ズレることはありません。

そのため、上記事情により新規ポジションのレートがズレた場合、ズレが修正されないままの決済レートで決済されるため、利益が多少変動する場合があります。

なお、決済レート自体はズレることがないので、新規ポジションにズレが生じても決済レートは等間隔のままであり、いちいち注文レートを直す必要はありません。
トラリピ等、他社でも同じ問題はありますし、利益にはほとんど影響を与えない問題なのであまり気にしないのがよいと思います。


Q.口座開設時の「アイネットFX取引コース」はどれを選んだらいいの?
A.コース選択では「25S」が無難です。ループイフダンだけをやりつもりの人はどれを選んでも大丈夫です。後からでもコース変更(追加)可能です。詳しくはこちら(アイネット証券口座開設時注意点「アイネットFX取引コース」アイネット25S)

アイネット証券に口座開設して実際にループイフダンを使っています。
トラリピ(他社の類似サービス)より低コストなのでトラリピより利益が10~78%も増えますし、使いやすいのでとてもよいシステムだと思います。

しばらく評価検証し全容を把握できたので、ループイフダンとは何かをトラリピと比較して説明し、さらにメリット・デメリット等をまとめておきます。

 アイネット証券 
★★★↑今なら3万円キャッシュバックキャンペーン中!口座開設はこちらから↑★★★

ループイフダンとは何か

一定の値幅だけ下がったら買い、一定の値幅だけ上がったら売る(利食いする)というシンプルなトレード(イフダン注文)を自動で繰り返すものです。
例えば、1円下がったら買い、1円上がったら売る(利食う)というトレードを自動で繰り返してくれます。
ループイフダンのイメージ図


つまり、一定の値幅でイフダン注文を何度も自動で発注してくれる機能であり、レンジ相場や上昇相場(売りのループイフダンでは下落相場)に強いという特徴があります。

為替では1年の8割はレンジ相場と言われており、そのレンジ相場での値動きを簡単に利益化できるので非常に効率のよい手法です。

また、長期で見ても為替はレンジであり、ドル円で言えば80円から150円程度のレンジなので、その範囲を利益化できるようにしておけばずっと放置しておくという戦略も可能です。

高値更新や安値更新によりレンジの範囲が変わっても、自動でレンジ範囲を修正しつつ売買する機能(追従機能)もあるので、放置しておいても稼ぎ続けることができます。 
 
他社サービスのトラリピとよく似た機能ですが、トラリピとの違いを一言で言うと、「値幅を自由に設定できるか、できないか」です。
トラリピは値幅を自分で自由に設定できるのが災いして、適切な値幅を選ぶのが難しいという問題がありました。
ループイフダンでは予め決められた値幅から選択する方式なのでそのような問題はありません。

しかも、ループイフダンはトラリピより低コストなので同じ条件で比較するとトラリピより利益が10%から最大78%も増えます。
 
ループイフダンの値幅は各通貨のボラティリティに応じた最適なものが設定されており、効率よく稼げるシステムを簡単に選択できるのでトラリピより有利ですし、初心者にも上級者にもお勧めです。 

ループイフダンのメリット

1.低スプレッド&手数料無料!

FXで最も重要なのはスプレッドと手数料というコストです。
トラリピはスプレッドが5~8pipと大きく、しかも手数料が1000通貨で往復10pipもかかります。
つまり、トラリピの実質のコストはスプレッドと手数料の合計で15~18pipもかかります。
 
ループイフダンならスプレッド2pipと小さいし、なんと手数料も無料です!
ドル円で比較すると、ループイフダンのコストは2pip、トラリピのコストは14pip(スプレッド4pip+手数料10pip)なので、その差は明らかです。(下図)

これがトラリピからループイフダンに変えるだけで利益が10~78%も増える理由です。

最近では他社でもループイフダンのように指定した売買を繰り返すトレード(連続発注)が出来ますが、他社だと往復の手数料が大きいので、連続発注ではやはりループイフダンが一番有利です。

ループイフダンとトラリピのスプレッド比較
単位pip。括弧は手数料抜きの場合

2.業界最高水準のスワップ!

アイネット証券スワップ最高水準宣言2016年2月6日

スワップポイント業界最高水準を宣言しており、スワップも高いです。

スワップが特に高く人気のドル円で買いスワップを比較すると、ループイフダンは230円、トラリピは196円なので、ループイフダンの方が圧倒的に有利ですし、他の通貨でも大きな差がついています。

また、売りスワップも小さいため、売りで勝負したい場合や両建て(買い、売りのシステムを同時に動かす)の場合でも有利です。 

塩漬けポジを抱えた場合でもスワップだけでかなり稼げますし、ループイフダンやトラリピ(リピート注文、擬似トラリピ)は通常下がっても大丈夫なように長期安定運用を目指して小さなポジションにするので、そのうち決済されると安心して放置していられます。

3.なんと1日1万円もの利益!利用者急増中!

1万通貨でドル円値幅15pipの買いループイフダン(B15)を稼働させた場合、1日平均で1万1137円もの利益が得られました。
普通に手動でトレードしたらこんなに稼ぐのは非常に難しいです。
ループイフダンなら一度稼働させたら後は放置しておくだけでこんなにも稼げるのです。

下図の通り、口座数(利用者数)も右肩上がりに増加しています。利益を上げている人が多いので、人気が急上昇しています。
ループイフダン口座数推移


4.相場に自動追従

相場に自動追従する機能があります。
これは下落した時に自動で損切りして損失の増加を抑えるとともに、新たに注文を発注することで、想定レンジを外れた場合でも決済利益を上げられるようになります。

ループイフダンの追従機能【新機能】

最大ポジション数を越えた場合にも損切りしないよう設定することもできるため、幅広い戦略が立てられます。

5.複数のループイフダンを同時稼働できる!

同時に複数のループイフダンを稼働できるので、稼働後にポジションを増やす等の戦略も使えます。

6.裁量トレードより利益大!

相場状況等により多少は変わりますが、多くの場合ドル円や日経平均等の株価指数の上昇率と比較してもより高いリターンを出しています。

その秘密は決済回数。図のように細かく利食うことで1回のトレードより大きな利益が得られます。
手動でこうした注文を出すのは非常に面倒ですがループイフダンなら自動なので楽ちんです。

下落相場でも含み損の増加分以上の利益を上げる等、多くの局面で効率よく稼ぐことが出来ます。
ループイフダンの強み

7.レンジ相場に強い!

レンジ相場である期間は思った以上に長いものです。
1年の8割はレンジ相場とも言われています。その間、ほっとっていも毎日コンスタントに利益が出るのは嬉しいです。

上がった時に逆指値で買いをする仕様なので、トレンド相場にも強いですし、レンジ上限近辺で取引をやめたいならその時に止めることも出来ます。 

8.ストレスがたまらない

一番重要といっても過言ではないかもしれません。
メンタルケアは投資では重要ですが、スキャルやスイングなどの裁量トレードだと一生懸命考えたあげく勝ち負けを繰り返すので、感情の起伏が激しくストレスがたまります。

ループイフダンなら毎回頭を使って取引する必要がないので全然疲れないです。

9.初心者にも簡単!

相場状況を考えて何を売買するかを考える必要がないので初心者でも簡単に取引できます。
最適な値幅を計算する必要さえありません。
システムの操作も簡単なので、FXや取引システムに慣れない人でもすぐに使えます。

10.リスク管理が容易

最大ポジション数や値幅を設定することで下落時の損失を抑えることができ、簡単にプロ並みのリスク管理が出来ます。

11.人気通貨を網羅している

ドル円、豪ドル円、ユーロ円、ポンド円、ユーロドルなど、主要な人気通貨ペアで取引可能です。「円」は日本人にとって最もなじみのある通貨ですし、ユーロドルは世界一取引量が多い通貨です。
これらの先進国通貨なら値動きも読みやすいのでループイフダンに適しています。プラススワップの通貨ペアが多いので長期間放置しておく戦略にも有効です。

以下の通貨ペアもあり、全部で20種類もの投資対象が選択でき、ほとんど全ての投資家の需要を満たしています。

・NZドル円、豪ドル/米ドル、カナダドル円
・メキシコペソ円、南アフリカランド円、トルコリラ円、スイスフラン円、NZドル/米ドル、豪ドル/NZドル
・ユーロ/英ポンド、ユーロ/豪ドル、米ドル/カナダドル、豪ドル/スイスフラン、米ドル/スイスフラン、英ポンド/米ドル

以上、主な長所を紹介しましたが、簡単にまとめると、トラリピの長所プラス低コスト&簡単という感じです。
トラリピの唯一の欠点であるコストが大幅に改善されたのは凄いです。特許による弊害を見事に打破してくれました。
 
デメリットも挙げておきますが、実際は問題ないレベルですし、何よりそれを上回るメリットがあるので気にしなくてよいと思います。

ループイフダンのデメリット

値幅が固定されている

値幅を選択する形式なので、自分の好きな値幅で取引できるとは限りません。
ですが、下表の通り、選択肢は多いので不便は感じません。

むしろ、ボラティリティを考慮して最適な値幅を計算してくれているので効率よく稼げます。
しかも、間違って変な設定にしてしまうといったミスもなくせるので人気も高いです。
ループイフダンの値幅

エントリーレート・決済レートはループイフダンを始めた時のレートに値幅を加減した数値となり、実質的に自由に決められるようになっています。

以上、投資で一番重要なコストが小さいので他社システムより利益が大きくなります。手動の取引より稼げるし、何より楽ちんなので一度始めたらやめられなくなります。やっぱりループイフダンは優れたシステムだと思います。

さらに3万円キャッシュバックも!

ループイフダン3万円キャッシュバック
3万円キャッシュバックキャンペーンを実施中です!
当ブログから申し込むと適用されるので、ゲットして下さい。
口座開設は↓のバナーから
 
ご不明点などがありましたらこちらからお問い合わせ下さい。どんな些細なことでもOKです。
 (更新履歴:2023年9月13日更新)

FXの利益でもふるさと納税が可能なことはあまり知られていないので、限度枠の計算方法やお得な使い方等を紹介します。

楽天ふるさと納税と楽天カード等を利用した節税法は桁違いにお得であり、必ず実行すべきです。

FX利益100万円には税率20%の20万円もの税金がかかりますが、ここで紹介する方法を使えば15万円(15%)以上取り戻すことも可能です。

FXのふるさと納税の限度額を計算する方法

FXの利益があると、ふるさと納税の控除限度額(返礼品を貰える額)も増えます。

限度額の合計は「個人住民税所得割額」に基いて計算します。(次式)

 控除限度額=【(個人住民税所得割額×20%)÷(90%-所得税率×1.021)】+2,000円

「個人住民税所得割額」の計算方法が載っているサイトは多いのでここでは説明を省略し、FX利益がある場合にどれだけ限度額が増えるかだけ紹介します。

計算に必要な必要なのは「FX利益」(経費を引いた後の金額)と「所得税率」だけです。

上式で、FX利益の5%を「個人住民税所得割額」に加算できるため、FX利益による限度額の増分は次式で計算できます。(理由:FXは分離課税20%ですが、その内訳は所得税15%、住民税5%なので、5%を「個人住民税所得割額」に加算できる)

 FX利益による限度額の増分
=(【FX利益×5%】×20%)÷(90%-所得税率×1.021)
(FX利益×1%)÷(90%-所得税率×1.021)

例えば、FX利益が100万円、所得税率が20%の場合、限度額の増分は14372円となります(次式)。

 FX利益による限度額の増分
=(100万×1%)÷(90%-20%×1.021)
=14372円

欲しい返礼品があるけど限度額が足りない時に、FXの含み益ポジを決済して限度額を増やすよう調整という使い方もできます。

注意点

上の計算式から所得税率(累進課税で5~45%)が高いほど、限度額が増えやすく、税率が高い人ほどお得な制度なっています。

そのため、来年の方が所得税率が上がるとわかっている場合は、利益確定を来年に持ち越す方が節税になる(限度額が増える)のですが、制度改正や返礼品の縮小などのリスクもあるため、なるべく来年に持ち越さない方がよいと思います。

現行のふるさと納税は明らかに金持ち優遇なので、増税路線という最近の政治の方向性からは見直しがかかりやすいです。
日本は財政状況がひどく増税を続けていくのが目に見えているため、ふるさと納税も制度改正され節税の恩恵も小さくなっていく可能性があります。

分離課税なら計算式は同じ

上ではFXを例に説明しましたが、株や先物等のように税率20%の分離課税が適用されるものは上と同じ計算式で計算できます。(次式)

 「分離課税の利益」による限度額の増分
=(「分離課税の利益の合計」×1%)÷(90%-所得税率×1.021)

お薦めのふるさと納税サイト

楽天ふるさと納税【15%以上の還元も】

最も還元率が高い。一番のお薦めです。
ポイントは 楽天カード を使うことです。

楽天ふるさと納税は通常でも1%の楽天ポイントがつくのですが、 楽天カードを使うとさらに2%還元、アプリから月1回以上購入で1%、しかもSPUキャンペーン(5の倍数の日に下記リンクからエントリーして使うだけ)でさらに2%還元アップとなり、合計6%も還元されます。
さらに、毎月第1土曜ごろから行われるお買い物マラソン(買いまわりキャンペーン)も使うと、申し込んだ数に応じて1~9%も上乗せして還元されるため、これらを全部合わせれば最大15%も還元されることになります。

楽天は他にも色々なキャンペーンをやっているので、それも合計すればさらに高い還元率となります。
(ちなみに、楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカードだと年会費なども考慮する必要があるので、節税目的ならあまりお薦めしません。)

楽天カードで還元されるポイントは楽天ポイントですが、楽天ポイントは現金と同様にふるさと納税に使うことができ、寄付金受領証明書にも全て現金で払ったものとして表示されるので、税金で不利になることはありません。

楽天カード以外だと還元率はよくても1%程度なので、他者よりはるかに高く、いずれ総務省が圧力をかけて潰してくる可能性もあるので、早めに申し込んでおくのを勧めます。

家電や自転車、宝石、1万円寄付で米15Kgなど、還元率が高く他サイトにはないものも多いので、まずここでふるさと納税するのがベストです。
肉や魚介などの定番商品もそろっているし、毎年商品数も増えているので、定期的に観察するのがいいと思います。

楽天ふるさと納税&楽天カードのメリット

楽天ポイントはふるさと納税の支払いにも使えるので、ふるさと納税で得たポイントの使い道や現金化などに困ることはありません。
ふるさと納税に限らず、楽天市場ならいつでも4%以上の還元率ですし、楽天以外のところで利用しても1%還元なので、普段使うにもよいです。

申込から2日~1週間ほどで届き、すぐ使えるので、ふるさと納税に利用できます。

楽天カードは以下から申込するとプレゼントポイントをゲットできるのでお得です。
楽天カード

その他のお勧めサイト

楽天以外にも色んなサイトがあり、それぞれ扱う商品や特典が異なるので一応紹介しておきますが、やはり楽天ふるさと納税&楽天カードがベストの還元率なので、楽天に欲しいものがないときに以下を見るという使い方がよいと思います。


【終了】Yahoo! JAPANカードはPayPayカードに変わりました。この文字色部分は過去の参考情報であり今は使えません。

以下のサイトではYahoo! JAPANカード(  ワイジェイカード   )もお薦めです。
Yahoo! JAPANカードはどこでもTポイントで1%還元であり、Tポイントを使って(ヤフー公金支払いを利用)ふるさと納税の支払いが出来るサイトもあります。(Tポイントも楽天ポイントと同様にふるさと納税の支払いに使えます。)

さらにJCBのYahoo! JAPANカードには、ふるさと納税だけでなく、通常の税金支払いの際にも1%還元を得られるというメリットがあるので(下記)、FXの税金や固定資産税、自動車税など、天引きされる以外の税金の支払い用に持っておくべきです。


● 「ふるなび」        
パソコン、ダイソン掃除機、ヘルシオのウォーターオーブン等の家電や自転車もあります。

オリジナル特典が魅力で、今ならこれに申し込むとふるなびコイン(寄附金額の20%分。Amazonギフトや楽天ポイント、ペイペイポイント、dポイントに交換可能)プレゼントというキャンペーンもやっています。

●ふるさとチョイス https://www.furusato-tax.jp/
大手で商品数は多いものの、家電や自転車、宝石など、還元率の高いものが掲載されていないというデメリットがあります。ヤフー公金支払いが利用できます。

●ふるさとプレミアム https://26p.jp/

パソコンなどの家電あり。

お薦めの返礼品

●ふるさと納税 人気ランキング
https://event.rakuten.co.jp/furusato/ranking/all.html
ランキングを見るとどのようなものが人気かがわかりますし、意外なものもあって面白いです。

総務省が納税額の3割を超える返礼品や換金性の高いものを自粛するよう圧力を掛けている関係で、以下のような商品は来年中にもなくなってしまう可能性が高いです。
そのため、早めに申し込んでおくのがよいと思います。

(追記。2017年には自転車や宝石といったものもあったのですが、総務省の圧力により2018年からは取扱いがなくなってしまいました。)

●コスパ最高の米。1万円あたり13Kg
米はかなり先の分まで予約申込できるので、なくなる前に申し込んでおくのがお薦めです。

↓ほたるの灯り 白米 13kg (6.5kg×2袋) 新米 令和2年産


他にも多数の返礼品があるので、まずは楽天でふるさと納税の候補を探し、なければ他のサイトを当たってみるのがお勧めです。

楽天では 楽天カード を使うのを忘れないよう注意して下さい。

●楽天にある意外な有名店。
あまり知られていないのですが、楽天では ニトリ のような有名店もあり、楽天で買うと上記の通りポイント還元率が高いので(15%)、リアル店舗や公式ウェブサイトで買うよりはるかに安いです。

レビューもたくさんあるので失敗なく買い物できます。
他にも色々な有名店があるので、買いたいものはまず楽天で探すのがお勧めです。

Zoff (ゾフ) 楽天市場店 (←安くて高品質なメガネ屋です)
ソフマップ楽天市場店
ABC-MART楽天市場店
タカシマヤ楽天市場店

有名店の一覧↓
https://event.rakuten.co.jp/newshop/topics/?l-id=www_PC_shop_megastore


●【終了】nanacoとワイジェイカードで税金を0.5%還元する方法。
(注意:ワイジェイカードの規約変更により2020年2月1日以降はnanacoにチャージしてもポイントがつかなくなったので、もうこの方法は使えません。この文字色部分は参考情報として一応残しておきますが、読み飛ばして下さい)。

普通は税金をクレジットカードで支払うことはできないのですが、裏技があります。
JCBのワイジェイカードなら電子マネー「nanaco」にチャージする際に0.5%のTポイントが得られます。

そのnanacoを使いセブンイレブンで税金を支払えば0.5%の節税になります。
nanaco1枚につき10万円(カードに5万、センターに5万)チャージでき、最大3枚まで使えるので30万円までの支払いに使えます。

楽天カードではできないテクニックなので、やはりワイジェイカードを持っておくとよいと思います。

手順
  1. JCBのワイジェイカード(JCB以外では出来ないので注意)と、nanacoを用意する。
  2. ワイジェイカード公式サイトにログインし、「会員の方はこちら」→「各種お申し込み」→「本人認証サービスの登録・停止」→「J/Secure(本人認証サービス)の登録」の順にクリックし認証を行う。
  3. nanaco公式サイトにログインし、nanacoクレジットチャージをクリック、案内に従って本人認証を行う。
  4. nanaco公式サイトからクレジットチャージを実行する。
  5. セブンイレブンで支払う時にはnanaco内の5万で支払った後に「残高照会してセンターから5万円チャージして下さい」と言えばさらに5万円がnanaco内に移され、それを支払うことができます。nanacoを2枚以上使うこともでき、最大30万円まで支払えます。
こう書くと面倒くさそうに見えるかもしれませんが、上の1から3は1回やるだけですし、やってみると大したことはないです。これで0.5%も節税できるんだから絶対にやるべきです。
30万円の0.5%は1500円ですし、年に何度も利用できるのでほとんどの税額の0.5%が還元できます。

(追記。以前はこの方法で1%還元されたのですが、2018年からサービス悪化となり0.5%に引き下げられました。)

ワイジェイカード

●ナナコ支払い上限30万とFX利益の関係。
FXの場合、住民税は5%であり、4期ごとに4分の1づつ払う形式(普通徴収)なので、1期分(4分の1)がナナコ支払い上限の30万になるのはFXの年間利益が2400万円を超える時だけです。(2400万の住民税5%は120万、その4分の1は30万)

そのため、FX年間利益が2400万円以下の人はnanacoを使う節税テクニックが利用できます。

一方、FXの所得税率は15%の1回払いなので、FX年間利益が200万の時にナナコ支払い上限の30万になり、それ以上の利益だと所得税についてはナナコ払いできません。(住民税は可能)

まとめると、FXの年間利益が
  • 0~200万円なら所得税、住民税ともにnanaco払いができ、
  • 200~2400万円なら住民税のみナナコ払い可能となります。
ほとんどの人がナナコで0.5%節税テクニックが利用できるので、是非実践して下さい。

●まとめ。
  • 楽天ふるさと納税で楽天カードを使うと還元率高い。6~15%以上
  • 【2019年で終了】JCBのYahoo! JAPANカード(ワイジェイカード)とnanacoで0.5%節税
  • ふるさと納税以外の節税方法はこちらを参照
楽天カード

●関連記事
ループイフダン・トラリピ6つの節税方法

なお、税理士法では、税務代理、税務書類の作成、税務相談の業務は税理士のみの業務独占資格とされており、これについては有償、無償を問わずに税理士以外では行えないとされています。私は税理士ではないので税金についてコメント等で質問されても答えることができません。ご了承下さい。内容には十分注意して記載していますが、もしご意見などありましたら、こちらから問い合わせて頂ければ幸いです。

(更新履歴:2018年2月6日投稿、2020年12月5日更新)

ループイフダンBSというアイネット証券の新機能を紹介します。

ループイフダンBSは、従来のループイフダンより少ない資金で簡単な運用ができるというものです。

仕組みを簡単に説明すると、ポイントは次の3点です。
  1. 買い(B)と売り(S)のループイフダンを両建てし続ける。
  2. 最大ポジション数になったら損切りして新規ポジションを取る。
  3. 資金や設定(値幅、最大ポジション数)について初心者向けのアドバイス機能がついている。

ループイフダンBSとは何か
ループイフダンBSの取引イメージ
↑ループイフダンBSの取引イメージ

以下詳しく解説します。

ループイフダンBSのメリット

買い・売り両建てだから利益が2倍以上になる

従来のループイフダンは買いまたは売りの片方を運用するのが基本なので、上げや下げのどちらか一方でしか利益を出せません。

ループイフダンBSは買いも売りも同時に運用する仕様なので、上げでも下げでも決済利益を上げることができます。
値幅の分だけ動く度に決済利益を得られるので、買い・売りの一方だけを運用した場合よりも単純計算で利益は2倍以上になります。

ちなみに、通貨ペア、取引数量、値幅、最大ポジション数といった設定は買い、売りともに同じになります。

(なお、ここでの利益は含み損、ロスカットの損失、スワップを含みません。これを加味した評価は後術します)

必要証拠金が半分で済む

従来のループイフダンで両建てすると買いにも売りにも証拠金が必要でした。
ループイフダンBSは買い、売りの一方の必要証拠金だけでよいので従来の半分の証拠金で取引できます。

余裕資金が増えるのでロスカットされにくくなっており、両建てループイフダンの利用者にとっては大きなメリットです。

アドバイス機能で初心者も簡単に始められる

ロスカットされないために必要な資金や、よりロスカットされにくい設定を提案してくれる機能です。
初心者には便利だと思います。(ただし、自分でこれらを計算しない人はいつまでも投資スキルが上達しないので注意して下さい。)

下記の3つが提案されます。

①過去5年の値幅(最高値と最安値の差)が示されその値幅を目安とした必要資金が紹介されます。
資金が不足しているなら追加資金の目安が表示されます。

②値幅を広くする設定の一例が示される。
現在入力している設定より余裕を持った設定として値幅を広くした場合の詳細が表示されます。

この設定に従えば必要資金が少なくなるメリットがあります。
ただし値幅を広くすると利益は少なくなることが多いです。

③最大ポジション数を減らす設定の一例が示される。
上記と同様に、最大ポジション数を変えた場合の詳細が表示されます。

必要資金が少なくなるメリットがあります。
一方、最大ポジション数を減らすと1回のロスカットでの損失額は小さくなるもののロスカットされる変動幅(下落幅)は小さくなり、ロスカットされる可能性は高くなります。

ループイフダンBSのデメリット

両建てループイフダンと同じなので以下の記事も参考にして下さい。
 両建てループイフダン長所短所まとめ

上記リンク先でも書いている通り、両建てループイフダンは長期放置すると超高確率で負ける投資法なので、はっきり言って私は両建てループイフダンもループイフダンBSもお勧めしません。

一応簡単におさらいしておきます。

長期放置だと「必ず」ロスカットされる

長期では「必ず」レンジの上か下に抜ける時が来ます。
買いループイフダンだけを運用するならレンジを上抜けしてもロスカットされず、下抜けしたときだけロスカットリスクがあります。

しかし、両建てループイフダンやループイフダンBSはレンジを上下どちらに抜けても「必ずロスカットされます」。←超重要。

ですので、ロスカットされる前にロスカットされる額以上の運用成績を出し続けなければならないのですが、言うまでもなく非常に難しいです。


以下、説明を簡単にするため、大雑把な計算例を紹介しますが、
例えば資金100万で始めロスカットされると100万円失うとします。

始めてから10年後にロスカットされるなら、それまでの間毎年7%程度以上のリターンを出さなくてはいけません。(複利計算すると利回り7%の10年運用でほぼ100万円の利益になるため。)

これだけ稼いでいても1回のロスカットで全ての利益を失ってしまうということです。
言うまでもなく10年以内にロスカットされれば投資開始時より資金が少なくなります。

なお、実際は稼いだ分だけ資金に余裕ができロスカットされにくくはなっていますが、総資金に対する比率で利回り計算しているので、総資金が増えるほど7%利回りに相当する利益額が大きくなります。

ですので、ループイフダンBSの設定を見直し取引数量を増やす(ループイフダンBSを追加する)などの対応が必要でありますが、その計算は面倒です。

同様に計算すると、5年後ロスカットなら15%以上、3年後なら26%以上、2年後なら41%以上、1年後なら100%以上のリターンが必要になります。


簡単な例を紹介しましたが、きちんと数字でリスク・リターンを評価して投資をしている人ならこれがいかに難しいかがわかると思います。

このデメリットを避けるためにはループイフダンのBSを長期放置しない(短期で止める)ことが重要です。

短期運用ならば止めるタイミング次第で勝てるため少しはマシになります。
ただし、実際は止めるタイミングを予想するのは思っている以上に難しいです。

想定レンジを抜けたら、またはロスカットされたら止める(この場合高い確率で投資開始前よりお金が減っています。)などのルールを作っておき、「絶対にそのルールを守る」という強い意志が必要だろうと思います。


なお、私はそもそも両建てループイフダンやループイフダンBSをせずに、普通に買いのループイフダンだけでドル円のように値動きの読みやすい通貨ペアを運用しておくのがよいと思っています。

私は両建てループイフダンを検証する時に取引数量、値幅、最大ポジション数、通貨ペアなどを変えてみた場合の過去20年分のバックテストして全てのパターンを検証しています。ですが、残念ながら長期放置で勝ち続けられる設定ほぼないです。

勝てている設定は20年前よりレートが高くなっており高値付近でバックテストを終えた通貨ペアで、買いの取引数量を多めにしている場合(売りの取引数量が相対的に小さいためその含み損も小さい。要するに売りポジション自体がないに等しい場合。)など、極めて限定されています。

ループイフダンBSは必要証拠金が少ない点を除けば両建てループイフダンと同じ挙動なので、利益も当然同じです。
ループイフダンBSが「長期で」勝てる見込みは低いと思います。

なお、ループイフダンBSを停止する際は、買い・売り両方のループイフダンが停止され新規ポジションを取らなくなります。

アドバイス機能の「5年」は不十分な可能性

アドバイス機能では過去5年レンジ幅(過去高値と過去安値の差)で検証していますが、私の感覚からすれば5年という期間は明らかに短すぎます。
リーマンショックの前後の動きすら無視することになってしまいます。

史上最高値、史上最安値を見る方がベターなのは言うまでもないですが、確かにこれを全てカバーするようにループイフダンを稼働させると利益が小さくなってしまうので、どこまで見るかは各通貨ペアごとの事情を踏まえ個別に考える必要があります。

ドル円のようにメジャーな通貨ペアはそういう検証もしやすいですが、マイナーな通貨ペアだと非常に困難です。
いずれにせよ、一律5年で評価することのリスクをよく考えて下さい。

マイナススワップで損失地獄になる可能性

最近は低金利の国が多いので買い、売りとものスワップが小さいですが、それでもやはりマイナススワップのダメージがは大きいです。

買い・売りのスワップポイントの差が小さいことも重要です。
ドル円は以前は買いと売りの絶対値の差が小さく10円以下(2020年1月は7円程度)でしたが、2021年8月時点では34円もあります。

この状況でマイナススワップの売りポジションを持つのは苦しいと思います。

豪ドル/NZドル(AUD/NZD)は例外的に買い・売りのスワップ差が小さい(2021年8月時点で買い-4円、売り2円で絶対値の差は2円)ので、他の通貨ペアに比べればループイフダンBSに向いています。
過去のチャートを見る限りでは変動幅が小さいのもループイフダンBSや両建てループイフダンには向いているように見えます。

とは言え、はっきり言ってオーストラリア、ニュージーランドの両方の経済について詳しい人もほとんどいませんし、そもそもアメリカなどのメジャーな国に比べて情報が少ないため、これらのマイナーな国の情報をしっかり見ていくのは難しいです。
ファンダメンタルズを見ることなく投資するのは全くお勧めできないという意味でも豪ドル/NZドルの投資には慎重であるべきだと思います。

「豪ドル/NZドルに固有のリスクは?」と聞かれて10個以上を即答できないようなら取引すべきではありません。

豪ドル/NZドルであれ、いつか過去のレンジを割るのは確実です。
他人の言うことを鵜呑みにしたり、都合のいい予想ばかり立てている人が、こうしたマイナーな金融商品に飛びつきやすいという印象です。(ビットコインなども同様)

デフォルトで損切りありになっている

ループイフダンBSの仕様であり、変えられないようです。

損切りなしにできると仮定すると、最大ポジション数になった時はループイフダンのBSの言うような買いでも売りでも利益を出せる状態にはならないので、システム設計上仕方ない気はしますが、損切りが続くような状態だと損失の方が大きくなりトータルで負けることになります。

長期安定運用を目指すなら最大ポジション数にならないよう余裕を持った設定(最大ポジション数を大きくする、値幅を大きくするなど)にする必要があるでしょう。

損切りを繰り返しながら運用を続けるのはお勧めできません。ほとんどの場合、利益額より損失額の方が大きいからです。

買い、売りの取引数量が同じ

上記の両建てループイフダンの解説記事に詳しく書いていますが、両建てループイフダンのリスクを下げる方法の一つとして買い、売りの取引数量を変えるというテクニックがあります。

しかし、ループイフダンBSではデフォルトで買い、売りの取引数量が同じになっており変更できません。
そのため上記のテクニックを使いたいなら自分で買いループイフダンだけを追加で稼働させるといった対応が必要になります。

例えば、ドル円でループイフダンBSを取引数量1万ドルで稼働させ、さらにループイフダンの買い(B)を1万ドル稼働させるといった具合です。

★★★

ループイフダンBSのまとめ

両建てループイフダンをする人にとっては、ループイフダンBSの必要証拠金が少なくて済むことは明らかなメリットです。
また、アドバイス機能は初心者にとっては役立つ機能だと思います。
デメリットについては両建てループイフダンのデメリットと同じであり、長期放置すればいつか必ずロスカットされます。

以上、厳しいコメントも色々書いてきましたが、私のアドバイスを無視して両建てループイフダンをしている人にとっては必要証拠金が少ないという意味でループイフダンBSを始める価値があると思います。

ですが、買い・売り一方だけのループイフダンを稼働させる方がマシだと思います。

下記の関連記事で両建てループイフダンの使い方や損失が増える原因、リスクを減らすテクニックなどを詳しく解説しているので参照して下さい。

ループイフダンBSのリリース予定日
 デモ口座:2021年8月28日メンテナンス後
 本番口座:2021年9月 4日メンテナンス後

関連記事

両建てループイフダン長所短所まとめ
ループイフダン等で下落時損失を抑える方法【両建てヘッジの使い方】
(更新履歴:2021年8月27日投稿)