ループイフダン検証ブログ

ループイフダンを検証!【目安資金】【バックテスト】【投資法】等が人気記事。ループイフダン情報が最も詳しいブログです。「長所短所まとめ」等のお勧め記事を閲覧推奨。著書好評発売中!


カテゴリ: ループイフダンの目安資金

●ループイフダンの最大ポジション数ごとの目安資金(必要資金)(随時更新)
この記事では【カナダドル/円】を紹介します。
他通貨は下記リンクを参照して下さい。

 ドル円 豪ドル円 ユーロ円 ポンド円 ユーロドル 豪ドル/ドル NZドル円

目安資金の計算法や表の見方、設定の決め方のコツ等は上記ドル円のリンクを参照して下さい。

カナダドル/円でループイフダンの注意点

カナダは隣国のアメリカへとの貿易が多いことから、カナダ経済やカナダドルはアメリカの景気動向に大きく左右されます。
そのため、カナダドルを取引する場合は、アメリカ経済の動向がポイントになります。

カナダは原油などの資源が豊富であり原油価格の影響も受けやすいので注意が必要です。

同じ資源国通貨である豪ドルと比べると、カナダドルは高金利ではないためスワップは高くなく、スワップ目的なら豪ドル円の方が適しています。ドル円もカナダドル円より高スワップです。

カナダドル円のスプレッドは5pipと大きく、2pipのドル円や4pipの豪ドル円より大きいので、コスト面でも不利です。

アメリカより景気がよくなるということも少ないので、上昇を期待してカナダドルを買うくらいなら素直にドルを買った方がよい場合が多く、カナダドルはとっつきにくい通貨ペアの一つです。

史上最安値は57.89円(1995年4月10日)であり、2018年3月時点のレート82円から25円ほど離れています。
ドル円の史上最安値との幅(約30円)よりやや狭いものの、ドル円より簡単に史上最安値を割る可能性があります。

ドル円であればその為替レートが政治的に問題視されるため、重要なレート付近では介入等が期待されるものの、カナダドル円のレートはほとんど注目されていないため、カナダ特有の理由でレートが下落しても恐らく何のサポートもされません。

カナダドル円は裁量トレードでも微妙な通貨ペアですが、ループイフダンに適している理由も特にないため、あまりお薦めできません。
余程自信のある場合を除き、軽々しく取引するべきではないと思います。特に初心者には向かない通貨ペアです。

★ループイフダンの資金目安(必要資金)一覧表。

↓ 図はクリックで拡大。
カナダドル円20+80

最大ポジション数による違い等、基本的な傾向はドル円と同じですので、ドル円の記事の説明を参照して下さい。

ドル円の記事でも書いたように、チャートや相場状況をよく見て、ここまでは下がらない(上がらない)というポイントまでカバーできるように最大ポジション数を決めるのが効率よく稼ぐコツです。
資金に余裕があるなら取引数量を増やすのもよいと思います。

カナダドル/円 値幅40バックテストによる年間平均利益192,945円、1日平均742円。スワップを除く
カナダドル円40+80

値幅が大きい分だけ下落時にポジ数が増えにくいため損失合計額(下落時損失)や必要資金も小さくなります。

値幅が大きいと決済回数が少なくなり利益も小さくなるので、取引数量を増やす等して利益を増やすことも検討するとよいでしょう。

利益比較は下記リンクを参照して下さい。

★過去の利益
 バックテスト(後日追加予定)、月・日データ

カナダドル/円 値幅80バックテストによる年間平均利益106,036円、1日平均408円。スワップを除く
カナダドル円80+80

さらに値幅が大きくなるので必要資金が小さくてすみますが、利益も小さくなるので取引数量を増やす等の対応も検討するとよいでしょう。

カナダドル/円 値幅100バックテストによる年間平均利益
84,636
円、1日平均326円。スワップを除く
カナダドル円100+80

値幅80の説明と同様です。
 (更新履歴:2018年3月8日投稿、最終更新:2021年9月1日)

●ループイフダンの最大ポジション数ごとの目安資金(必要資金)(随時更新)
この記事では【ユーロドル】を紹介します。
他通貨は下記リンクを参照して下さい。

 ドル円 豪ドル円 ユーロ円 ポンド円 豪ドル/ドル NZドル円 カナダドル円

目安資金の計算法や表の見方、設定の決め方のコツ等は上記ドル円のリンクを参照して下さい。

●ユーロドルでループイフダンはやや上級者向け。
ユーロドルは史上最安値0.8225(2000年10月26日)、史上最高値1.6038(2008年7月15日)となっています。
現在レートから史上最安値は2000pip(ドル円の20円相当)、史上最高値は6000pip(60円相当)ほど離れています。

例えば、ドル高(ユーロドル下落)を期待してユーロドルの売りループイフダンを稼働させる場合、史上最高値までは遠いのでそこまでロスカットされないよう余裕を持たせると目安資金が非常に大きくなってしまうので現実的ではありません。

また、ドル円などではある程度以上の円高になると政府からの介入が期待され抑止力になるのですが、ユーロドルは歴史が浅く過去にもそのような例がほとんどないため、抑止力の働く水準が明確でなく長期予想が困難です。
史上最高値や史上最安値を割る展開も十分あり得るためリスク管理が難しいです。

そのため、ユーロドルではロスカットされないように余裕を持たせてループイフダンを長期間放置するという戦略は難しいです。
自分で相場を読みロスカットするポイントを見極めつつ、相場の流れが変わったら自分の判断で停止するというスタイルになるため、やや上級者向けの通貨になります。

トレンドが明確な時はその方向でループイフダンするのもよいですが、それ以外の状況でユーロドルのループイフダンを稼働させるのはあまりお薦めできません。
ユーロドルは売りスワップがプラス(買いスワップはマイナス)なことにも注意が必要です。

ボラティリティの割に値幅が狭め(最大でも100pip)に設定されており、目安資金が大きくなりがちなので注意して下さい。損益(pip)をドルで受け取ってドル円のレートで換算する性質なので、それによっても損益が増減することにも注意が必要です。(損益が1pip、ドル円レートが110円なら損益は110円となる)

★ループイフダンの資金目安(必要資金)一覧表。

●ユーロドル 値幅10(バックテストによる年間平均利益582,963円、1日平均2,242円。スワップを除く)
↓ 図はクリックで拡大。
ユーロドル10+110+120

最大ポジション数による違い等、基本的な傾向はドル円と同じですので、ドル円の記事の説明を参照して下さい。

ドル円の記事でも書いたように、チャートや相場状況をよく見て、ここまでは下がらない(上がらない)というポイントまでカバーできるように最大ポジション数を決めるのが効率よく稼ぐコツです。
資金に余裕があるなら取引数量を増やすのもよいと思います。

●ユーロドル 値幅20。(バックテストによる年間平均利益336,911円
、1日平均1,296円。スワップを除く)
↓ 図はクリックで拡大。
ユーロドル20+110+120

値幅10の説明と同様です。

●ユーロドル 値幅40。(バックテストによる年間平均利益182,404円、1日平均702円。スワップを除く
ユーロドル40+110+120

値幅が大きい分だけ下落時にポジ数が増えにくいため損失合計額(下落時損失)や必要資金も小さくなります。

値幅が大きいと決済回数が少なくなり利益も小さくなるので、取引数量を増やす等して利益を増やすことも検討するとよいでしょう。

利益比較は下記リンクを参照して下さい。

★過去の利益

●ユーロドル 値幅60。(バックテストによる年間平均利益125,986円
、1日平均485円。スワップを除く)
ユーロドル60+110+120

さらに値幅が大きくなるので必要資金が小さくてすみますが、利益も小さくなるので取引数量を増やす等の対応も検討するとよいでしょう。

●ユーロドル 値幅100(バックテストによる年間平均利益75,551円、1日平均291円。スワップを除く)
ユーロドル100+110+120

値幅60の説明と同様です。
 (更新履歴:2017年1月22日投稿、最終更新:2021年9月1日)

●ループイフダンの最大ポジション数ごとの目安資金(必要資金)(随時更新)
この記事では【NZドル/円】を紹介します。
他通貨は下記リンクを参照して下さい。

 ドル円 豪ドル円 ユーロ円 ポンド円 ユーロドル 豪ドル/ドル カナダドル円

目安資金の計算法や表の見方、設定の決め方のコツ等は上記ドル円のリンクを参照して下さい。

NZドル/円でループイフダンの注意点

NZドルは豪ドルと同様に高金利で有名です。どちらの金利が高いかは経済状況次第ですが、それほど大きな差はつきません。

オーストラリアとニュージーランドは地理的にも近く経済的結びつきも強いため、経済動向も連動することが多いためです。

↓オーストラリアとニュージーランドの金利比較
豪ドルとニュージーランドドル金利比較

値動きについても、やはりNZドル円は豪ドル円と似通った動きをすることが多いです。
そのため、NZドル円と豪ドル円のどちらか一方を持っていれば十分だと思います。

両方持つと下落リスクが少し分散されるとも言えるのですが、ループイフダンの場合はどちらの一つにした方がよいです。
実際に両方を運用すると、それらの合計損失額を予想するのは難しく、一方のループイフダンが損切りされるだけでも運用としては失敗となるためです。

史上最安値は41.87円(2000年10月18日)であり、現在のレートからは35円ほど離れており、豪ドル円の方が史上最安値(55.02円、2008年10月24日)までの幅は狭いです(2018年3月時点で27円程度)。

史上最安値を目安にすると豪ドル円の方が目安資金が小さく済む分だけ運用しやすいと言えます。

NZドル円は豪ドル円よりレートが低いことが多いため、取引証拠金が少ないというメリットがあります。
そのため、豪ドル円を運用したいけど目安資金が足りないという場合に、その代わりとしてNZドル円を運用するという戦略もアリだと思います。

ニュージーランドの主な産業は農業です。農業系の指標で動く他の通貨は少ないですし、農業市場の予測は独特なので、他の通貨に慣れた人でもNZドル円を取引するとその癖に慣れるまでやや面倒です。

ただ、実際は農業関係の指標でNZドル円が大きく動くことは少なく、オーストラリアや世界経済の動向に合わせて動くことの方が多いため、NZ特有の問題に着目する必要はそれほどありません。

★ループイフダンの資金目安(必要資金)一覧表。
NZドル円20+75

最大ポジション数による違い等、基本的な傾向はドル円と同じですので、ドル円の記事の説明を参照して下さい。

ドル円の記事でも書いたように、チャートや相場状況をよく見て、ここまでは下がらない(上がらない)というポイントまでカバーできるように最大ポジション数を決めるのが効率よく稼ぐコツです。
資金に余裕があるなら取引数量を増やすのもよいと思います。

NZドル円 値幅40バックテストによる年間平均利益は147,657円、1日平均568円。スワップを除く
NZドル円40+75

値幅が大きい分だけ下落時にポジ数が増えにくいため損失合計額(下落時損失)や必要資金も小さくなります。

値幅が大きいと決済回数が少なくなり利益も小さくなるので、取引数量を増やす等して利益を増やすことも検討するとよいでしょう。

利益比較は下記リンクを参照して下さい。

★過去の利益
 バックテスト(後日追加予定)、月・日データ

NZドル円 値幅80バックテストによる年間平均利益は82,286円、1日平均316円。スワップを除く
NZドル円80+75

さらに値幅が大きくなるので必要資金が小さくてすみますが、利益も小さくなるので取引数量を増やす等の対応も検討するとよいでしょう。

NZドル円 値幅100バックテストによる年間平均利益は66,786円、1日平均257円。スワップを除く
NZドル円100+75

値幅80の説明と同様です。
 (更新履歴:2018年3月7日投稿、最終更新:2021年9月1日)

●ループイフダンの最大ポジション数ごとの目安資金(必要資金)(随時更新)
この記事では【豪ドル/ドル】を紹介します。
他通貨は下記リンクを参照して下さい。

  ドル円 豪ドル円 ユーロ円 ポンド円 ユーロドル NZドル円 カナダドル円

目安資金の計算法や表の見方、設定の決め方のコツ等は上記ドル円のリンクを参照して下さい。

豪ドル/ドルでループイフダンの注意点

スワップ

豪ドルは高金利で有名ですが、ドルも比較的金利が高いので、豪ドル/ドルだとそれらの金利差が少なく、スワップも小さくなってしまいます。
そのため、スワップ狙いで豪ドルを買うなら豪ドル/ドルより豪ドル/円の方が適しています。

値動き

(ドルの動きは元々全ての通貨に影響を与えるので、豪ドル/ドル特有の問題ではないのですが、)豪ドル/ドルはドルを含む通貨ペアなので、ユーロドルと同じくらいドルの動きに大きく左右されるため、ドルの予測がポイントになります。

豪ドル円と違い、豪ドル/ドルは円を含まないので日本の動向を受けないのがメリットであり、日本の動向が読みにくい時などには豪ドル/ドルを優先するのもいいと思います。

オーストラリアは資源輸出が主な産業であり、世界経済や中国経済、商品相場(特に原油)の影響を大きく受けることも覚えておいて下さい。

過去の高値・安値

豪ドル/ドルは史上最安値0.4773(2001年4月2日)、最高値1.1085(2011年7月27日)となっています。
現在レートから史上最安値、最高値は3000pip(ドル円の30円相当)ほど離れており、買い売りどちらからも始めやすいです。

ただし、豪ドル/ドルでは史上最高値、最安値が強い抵抗線になるとは限らないので注意して下さい。

過去の動きから見ると、史上最高値、最安値はそれほど強い抵抗線にはなっていませんし、そこを越えた後も大きく高値(安値)更新するという傾向が見られ、ループイフダンの場合そこで損切りされて終了という最悪のパターンに陥る可能性があります。

トレンドが明確な時はその方向でループイフダンするのもよいですが、それ以外の状況で豪ドル/ドルのループイフダンを稼働させる場合は注意して下さい。

↓豪ドル/ドルの長期チャート(1998-2018年)
豪ドル/ドルの長期チャート

ユーロ/ドルなどと同様に、損益(pip)をドルで受け取ってドル円のレートで換算する性質なので、それにより損益が増減することにも注意が必要です。(損益が1pip、ドル円レートが110円なら損益は110円となる)

★ループイフダンの資金目安(必要資金)一覧表。

●豪ドル/ドル 値幅10。(バックテストによる年間平均利益は後日追加予定
↓ 図はクリックで拡大。

豪ドルドル10+110+75

値幅10はポジション数が増えやすく、すぐに最大ポジション数になってしまいます。

目安資金もかなり大きくなるので、上昇相場だと思った時に一時的に稼働させるような使い方がよいと思います。

豪ドル/ドル 値幅20。(バックテストによる年間平均利益は後日追加予定
↓ 図はクリックで拡大。

豪ドルドル20+110+75

最大ポジション数による違い等、基本的な傾向はドル円と同じですので、ドル円の記事の説明を参照して下さい。

ドル円の記事でも書いたように、チャートや相場状況をよく見て、ここまでは下がらない(上がらない)というポイントまでカバーできるように最大ポジション数を決めるのが効率よく稼ぐコツです。
資金に余裕があるなら取引数量を増やすのもよいと思います。

豪ドル/ドル 値幅40。

豪ドルドル40+110+75


値幅が大きい分だけ下落時にポジ数が増えにくいため損失合計額(下落時損失)や必要資金も小さくなります。

値幅が大きいと決済回数が少なくなり利益も小さくなるので、取引数量を増やす等して利益を増やすことも検討するとよいでしょう。

利益比較は下記リンクを参照して下さい。

★過去の利益
 2004年からのバックテスト、月・日データ

豪ドル/ドル 値幅80。

豪ドルドル80+110+75


さらに値幅が大きくなるので必要資金が小さくてすみますが、利益も小さくなるので取引数量を増やす等の対応も検討するとよいでしょう。

豪ドル/ドル 値幅100。

豪ドルドル100+110+75

値幅80の説明と同様です。
 (更新履歴:2018年3月6日投稿、最終更新:2021年9月1日)

●ループイフダンの最大ポジション数ごとの目安資金(必要資金)
アイネット証券の目安資金表は最大ポジション数の設定ごとのデータがなく、下落した時のポジション数が表示されているだけなので、最大ポジション数になった後にさらに下落した時の損失額がわからない等の問題があります。

最大ポジション数はリスク管理上、極めて重要な機能なので、この記事では各値幅・最大ポジション数ごとのループイフダンの目安資金がひと目でわかる早見表を紹介します。
最大ポジション数を越えて下落した場合の損失も正確に把握できるので、アイネット証券の表より実用的です。

●表を早く見たい人のためのリンク。
ドル円 値幅  10   15   25   50   100 

表の見方↓(赤の行が損失合計額、その下が取引証拠金、目安資金)
ループイフダン目安資金115
(上表はサンプルなので1000通貨の取引証拠金が4600円になっていますが、取引証拠金は現在の為替レートにより変わるため、現在の取引証拠金が反映された最新データは下記の表を参照して下さい)

この記事では【ドル円】と表の見方を紹介します。
他通貨は下記リンクを参照して下さい。
 豪ドル円 ユーロ円 ポンド円 ユーロドル 豪ドル/ドル NZドル円 カナダドル円

●目安資金を小さくするコツ。
値幅の大きいシステムほど損失合計額(下落時損失)が小さいため目安資金を小さくできます。
また、損失合計額と取引証拠金はポジション数に大きく依存するので、最大ポジション数を設定することで必要資金(目安資金)を小さくすることができます。
ループイフダンの目安資金と値幅等の関係

損切りしない設定の場合、最大ポジション数に達し更に下落した状態では決済利益は得られないというデメリットもありますが(※)、スワップは貰えるので、レートが回復するまではスワップで我慢するという戦略が基本です。

 (※ 損切りする設定の場合、最大ポジション数の後も利益が得られますが、損切り分をカバーするほどの決済利益を稼ぐのは案外難しいので、損切りしない設定を推奨します。)

勿論、レートが下落したところで手動で損切りしたり、別のループイフダンを新規に稼働させてもよいと思います。

相場に絶対はないので、目安資金よりも余裕を持たせておいた方がよいと思います。
また、ロスカットの注意点、損切りとロスカットの違い、リスク管理ツール「マイセーフティー」の説明等はこちらで詳しく紹介しているので参照して下さい。 

ロスカットされた場合でも失われるのは「損失合計額」だけであり、「取引証拠金」は戻ってきます。そのため、損失合計額が特に重要になります。

ループイフダンについて書いていますが、トラリピ等にもこのデータが使えます。
損切りを繰り返しながら利益を出す戦略はあまり有効でないので、なるべくロスカットされないようにするとよいと思います。 

ループイフダンの資金目安(必要資金)一覧表【ドル円】

●ドル円B10(バックテストによる年間平均利益357,479円、1日平均1,375円。スワップを除く
↓ 図はクリックで拡大。
ドル円10+110

図から最大ポジション数を小さくすることにより目安資金が小さくなることがわかります(最大ポジション数を超えたところ(図の緑色より下)では同じ行で左に行くほど金額が小さい)。
ただし、そうすると取引レンジ(最大ポジション数の範囲内で決済利益が得られる範囲。図の緑色)が狭くなってしまうというデメリットがあります。

そのため、チャートや相場状況をよく見て、ここまでは下がらないというポイントまで取引レンジをカバーできるように最大ポジション数を決めるのが効率よく稼ぐコツです。

資金に余裕があるなら取引数量を増やすのもよいと思います。

ドル円は他通貨に比べるとボラティリティが小さいですが、上昇相場でも5から10円程度は調整することがあるので余裕を持った運用を心がけて下さい。

下落幅が小さい時は取引証拠金が損失合計額(下落時損失)より大きいですが、下落幅が大きくなると下落時損失の方が相対的に大きくなるため、下落幅を大きくする戦略の場合は下落時損失に注意し、下落幅が小さい戦略(すぐに損切る戦略)の場合は取引証拠金に注意する必要があります。

値幅10はポジション数が増えやすく、すぐに最大ポジション数になってしまいます。

目安資金もかなり大きくなるので、上昇相場だと思った時に一時的に稼働させるような使い方がよいと思います。

●ドル円B15(バックテストによる年間平均利益287,295円、1日平均1,105円。スワップを除く
↓ 図はクリックで拡大。
ドル円15+110
傾向は値幅の近いドル円B10と同じなので、上記の説明を参考にして下さい。

●ドル円B25。(バックテストによる年間平均利益197,025円、1日平均758円。スワップを除く
ドル円25+110

傾向はドル円B10と同じですが、値幅が大きい分だけ下落時にポジ数が増えにくいため下落時損失や必要資金も小さくなります。

値幅が大きいと決済回数が少なくなり利益も小さくなるので、取引数量を増やす等して利益を増やすことも検討するとよいでしょう。
ドル円B15との利益比較は下記リンクを参照して下さい。

★期間損益(真の利益)

●ドル円B50。(バックテストによる年間平均利益106,600円、1日平均410円。スワップを除く
ドル円50+110

さらに値幅が大きくなるので必要資金が小さくてすみますが、利益も小さくなるので取引数量を増やす等の対応をしてもよいでしょう。

●ドル円B100。(バックテストによる年間平均利益55,900円、1日平均215。スワップを除く
ドル円100+110

ドル円B50と同様に、さらに値幅が大きくなるので必要資金が小さくてすみますが、利益も小さくなるので取引数量を増やす等の対応をしてもよいでしょう。

●表の見方。
最大ポジション数の設定」において、緑色部分は最大ポジション数の範囲内で決済利益が得られる範囲(取引レンジ)です。損失合計額(赤色)は重要であるため、緑の範囲であっても赤色で表示しています。
 緑色範囲より下(水色)では最大ポジション数を超えているため、
  • 損切りなしの設定であればそれより下落して新規ポジションを取ることはなく、
  • 損切りありの設定であればいったん損切りしてから新規ポジションを取ります。

損失合計額(赤色部分)」は1000通貨の場合に、最高値のポジションからその下落幅だけ下落した時の損失合計額(下落時損失)です。(ロスカットされた場合に失う金額)(売りなら最安値ポジションから上昇幅だけ上昇した時の損失合計額(上昇時損失))

取引証拠金」は「1ポジションあたりの取引証拠金」にポジション数を掛けたもので、そのレートに下落(上昇)した時必要な取引証拠金です。(ロスカットされても戻ってきます。)

目安資金(必要資金)」は損失合計額(下落時損失)と取引証拠金の合計です。それだけの資金がないとロスカットされます。ロスカットされると下落時損失の金額が失われますが、取引証拠金は戻ってきます。

ポジ数」はその下落幅(上昇幅)でのポジション数です。わかりやすくするため最大ポジション設定なしの数字を表示しています。最大ポジション数を設定した場合のデータは緑色の背景範囲までで、それより下落した場合でもポジション数は増えません。

なお、下落幅はシステム稼働後に取った最高値のポジションからの下落幅として計算しています。システム稼働時レートからの下落幅ではないので注意して下さい(よくあるミス)。

史上最安値まで下落した時の目安資金もわかるように広い範囲のデータを紹介しています。 

(追記:損切りあり・なしを設定できるようになりましたが、この記事のデータはそれに対応しています。損切りありの場合、一部ポジションが損切りされるため、損失合計額が「含み損」ではなく「含み損+損切り額」になりますが、その合計額は変わりません。)

●目安資金の計算方法(詳しく知りたい方向け)
ループイフダンの目安資金は下落時損失(表の損失合計額)と取引証拠金の合計です。(口座維持率が100%になるとロスカットされるため)

資金目安は、基本的には下落して損切りする時に確定する損失(下落時損失)ですが、ロスカットを避けるために取引証拠金の分も余裕を持たせる必要があります。

ロスカットされた場合でも取引証拠金は戻ってくるので(ロスカット時のスリッページの分は失われる可能性があります。)、下落時損失が重要なのですが、ロスカットされるとシステムが強制停止されてしまうので、ロスカットされないよう資金に余裕を持たせておく必要があります。

下落時損失は①値幅、下落幅(想定変動幅)、③最大ポジション数により決まります。(上表)

1ポジションあたりの取引証拠金(必要証拠金)は「通貨のレート✕1000通貨÷25」で計算できます。(ドル円が120円1000通貨の場合、4800円程度。25で割っているのはレバレッジ25倍のため)

現在適用される取引証拠金は通貨のレートにより変動するので、厳密な計算をするときは下表を参考にして下さい。
ユーロドルの証拠金はユーロ円の証拠金と同額になります。(ユーロ円の場合と同様に、ユーロをポジション数だけ持つとして計算されるため)
ループイフダンの取引証拠金
 (更新履歴:2015年2月6日投稿、最終更新:2021年9月1日)