ループイフダン検証ブログ

ループイフダンを検証!【目安資金】【バックテスト】【投資法】等が人気記事。ループイフダン情報が最も詳しいブログです。「長所短所まとめ」等のお勧め記事を閲覧推奨。著書好評発売中!


タグ:マイセーフティ

Q.ループイフダンとは何ですか?

Q.ループイフダンに適したテクニカルは?
Q.相場状況に応じた戦略を知りたい。
Q.いつループイフダンを停止させるのがよいですか?
Q.高値更新時に設定を見直す方がいいの?

Q.目安資金は?
Q.最大ポジション数や取引数量はどれ位にしたらよい?
Q.両建てはできますか?注意点は?

Q.いつロスカットされるの?

Q.リスク管理ツール「マイセーフティ」とは?

Q.スプレッド・手数料は?
Q.スワップは?
Q.利益はどれ位?
Q.トラリピとの利益差はどれ位?
Q.ループイフダンはどのレートで買う(売る)のですか?

Q.最大ポジション数を変更する方法は?
Q.取引数量を変更する方法は?

Q.節税方法は?
Q.確定申告に必要な書類はどうやって入手するの?
Q.システム障害について知りたい

Q.決済利益が予想してた利益より大きい(小さい)のは何故?
Q.口座開設時の「アイネットFX取引コース」はどれを選んだらいいの?

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Q.ループイフダンとは何ですか?
A.一定の値幅だけ下がったら買い、一定の値幅だけ上がったら売る(利食いする)というシンプルなトレード(イフダン注文)を自動で繰り返すものです。
例えば、1円下がったら買い、1円上がったら売る(利食う)というトレードを自動で繰り返してくれます。

つまり、一定の値幅でイフダン注文を何度も自動で発注してくれる機能であり、レンジ相場や上昇相場(売りのループイフダンでは下落相場)に強いという特徴があります。
詳細はこちら(ループイフダン口座開設レポート!長所短所まとめ)。

ループイフダンのイメージ図

Q.ループイフダンに適したテクニカルは?
A.レンジの上限・下限を決めやすいテクニカルがループイフダンに適しています。
以下の記事で詳しく紹介しているので参照して下さい。

ループイフダン・トラリピにお勧めのテクニカル指標と注意点
テクニカル・シストレのデメリット。テクニカルで最も重要なこと

Q.相場状況に応じた戦略を知りたい。
A.現在レートがレンジのどの辺りにあるかによって戦略を変えるのが有効です。詳細はこちら(ループイフダンのレンジ内の位置ごとの最適戦略)

Q.いつループイフダンを停止させるのがよいですか?
A.システム稼働後の高値を更新した時や高値付近にあるときは含み損が少ないので、それまでの決済利益より含み損が小さく勝ち逃げしやすくなり、システムを停止するのによいタイミングだと思います。
その他のケースや注意点はこちら(ループイフダン停止の理想的なタイミング)


Q.高値更新時に設定を見直す方がいいの?
A.高値更新するときは相場の勢いが強い時なので下落する可能性は低いとも言えますが、高値更新するとレンジ下限までの幅が広がり下落時損失が大きくなるため念のため値幅や最大ポジション数等の設定を見直した方がよいと思います。
詳細はこちら(ループイフダンの高値更新時のリスク管理)


Q.目安資金は?
A.目安資金は下落時損失と取引証拠金を足したものです。

システムの値幅や最大ポジション数、取引数量により変わるのでこちら(ループイフダンの資金目安)を参考にして決めるのがよいと思います。
なお、取引証拠金は通常ロスカットされた場合でも戻ってきます。

Q.最大ポジション数や取引数量はどれ位にしたらよい?
A.最大ポジション数を設定することにより下落時損失を抑えることができます。
最大ポジション数毎の下落時損失や目安資金はこちら(ループイフダン目安資金)でまとめているので参照して下さい。
取引数量は上記の下落時損失に余裕があれば大きくするとよいと思います。
ループイフダンの目安資金と値幅等の関係

Q.両建てはできますか?注意点は?
A.ループイフダンで両建てすることは可能です。ただし、通常の両建てとは異なる点も多くリスク管理がやや難しいです。長所短所や注意点をこちら(両建てループイフダン長所短所まとめ)にまとめているので参照して下さい。

Q.いつロスカットされるの?
A.ロスカットは「有効証拠金」が「取引証拠金」を下回ると発生し、すべてのポジションが強制的に決済されてしまいます。
詳細はこちら(ループイフダンの資金目安・ロスカットの注意点)

Q.リスク管理ツール「マイセーフティ」とは?
A.「マイセーフティ」とは、全システムの合計損失の上限を設定できるリスク管理機能です。
損失の合計がこの上限に達した時点で全てのポジション(システム)が強制的に決済されます。
詳細はこちら(ループイフダンの資金目安・ロスカットの注意点)


Q.スプレッド・手数料は?
A.下図の通り、スプレッドは小さく手数料も無料です。トラリピ等の類似サービスと比べても低コストです。詳細はこちら(ループイフダン口座開設レポート!長所短所まとめ)
ループイフダンのスプレッド

Q.スワップは?
A.2016年2月にスワップポイント業界最高水準を宣言しており、スワップも高いです。
アイネット証券スワップ最高水準宣言2016年2月6日

最新のスワップはこちらのカテゴリの記事下部で紹介しています。

Q.利益はどれ位?
A.決済利益は以下にまとめています。
 月・日データ2004年からのバックテスト

アイネット証券で公開されている利益は期間が短く、全ての通貨ペアを網羅していないので、当ブログで紹介する「真の利益」を参照するのがよいと思います。

Q.トラリピとの利益差はどれ位?
A.スプレッドと手数料の差によるトラリピとの利益差は、下表の通り11~78%という非常に大きな数字です。
下表のループイフダンは同じ値幅のトラリピより10~78%(下表右の数字)も利益が大きくなります
こちら(バックテスト10年分)の記事で詳しく説明しています。
 
ループイフダンとトラリピの利益差

Q.ループイフダンはどのレートで買う(売る)のですか?
A.ループイフダンを稼働した直後に成行で買い(売り)、その他の注文は成行注文時のレートに値幅を加減したところに発注されます。例えば、103.00の時に値幅100のループイフダンを稼働させた場合、それに値幅分の100pipを加減したレート(102.00、101.00、100.00・・・)に指値注文が出されます。

Q.最大ポジション数を変更する方法は?
A.いったんループイフダンを停止し、最大ポジション数を変更し再稼働させます。
停止後に残ったポジションの決済レートを下記記事の通りに修正すると目安資金の計算が簡単になるのでお薦めです。

詳細はループイフダンの最大ポジション数を変更する方法

Q.取引数量を変更する方法は?
A.ポジションを増やす場合は、新たに追加したい分の取引数量のループイフダンを稼働させればよいです。
ポジションを減らす場合は、いったんシステムを停止し新たな条件でシステムを稼働させます。
ループイフダンを停止してもポジションは決済されないので、必要なら自分で決済して下さい。

Q.節税方法は?
A.こちら(ループイフダン・トラリピの節税方法)を参照して下さい。

Q.確定申告に必要な書類はどうやって入手するの?
A.こちら(ループイフダンの確定申告。金融商品取引年間報告書の取得方法)にまとめています。確定申告の手続きも紹介しています。

Q.システム障害にはどう対処すればよいですか?
A.こちら(障害情報まとめ。システム障害時の対処法)の記事で障害時の対処法や、最新のシステム障害、過去の障害等を紹介しているので参照して下さい。

過去(2014年10月)に一度だけ異常なレートで約定するという障害がごく少数の利用者に起きましたが、その後システム改善された結果、システム障害は起きておらず、ループイフダンのシステムが弱いということはありません。
2016年9月26日のバージョンアップによりさらにシステムが強化されています。


Q.決済利益が予想してた利益より大きい(小さい)のは何故?
A.ループイフダンを稼働したときの最初の注文(1つめのポジション)は成行で発注されます。(ループイフダンを稼働したらすぐにポジションを持ちたいという要望が多かったため採用された機能です。)

また、損切りや高値更新した時(最高値の指値決済注文が約定した時)は、逆指値により新規ポジションを取るので、この注文も成行で発注されます。

これらの場合は新規ポジションを取る時に成行で発注されるため、相場状況によってはレートがズレる(滑る)ことがあります。
決済レートは(約定レートではなく)発注レートに値幅を加減したレートに指値で発注されるため、ズレることはありません。

そのため、上記事情により新規ポジションのレートがズレた場合、ズレが修正されないままの決済レートで決済されるため、利益が多少変動する場合があります。

なお、決済レート自体はズレることがないので、新規ポジションにズレが生じても決済レートは等間隔のままであり、いちいち注文レートを直す必要はありません。
トラリピ等、他社でも同じ問題はありますし、利益にはほとんど影響を与えない問題なのであまり気にしないのがよいと思います。


Q.口座開設時の「アイネットFX取引コース」はどれを選んだらいいの?
A.コース選択では「25S」が無難です。ループイフダンだけをやりつもりの人はどれを選んでも大丈夫です。後からでもコース変更(追加)可能です。詳しくはこちら(アイネット証券口座開設時注意点「アイネットFX取引コース」アイネット25S)

●ロスカットの注意点。
ロスカット(アイネット証券による強制決済)を避けるためには下落時損失に加えて取引証拠金(通貨のレート✕取引数量✕ポジション数÷25)の分も資金に余裕を持たせる必要があります。

ロスカットは「有効証拠金」が「取引証拠金」を下回ると発生し、すべてのポジションが強制的に決済されてしまいます。(口座維持率が100%になるとロスカットされる)
 
●用語説明。
有効証拠金」とは、口座資産に評価損益(含み益、含み損)を加減したものから、出金依頼額を差し引いた金額。
https://fx.inet-sec.com/word/detail/228/

取引証拠金」とは、新規の売り注文または買い注文を行う際に必要な証拠金のこと。
https://fx.inet-sec.com/word/detail/150/

万一、ロスカットされた場合でも取引証拠金は戻ってきます(ロスカット時のスリッページの分は失われる可能性があります)。

最新の取引証拠金(1000通貨あたり)は以下に記載されていますが、レートにより随時変更されます。
https://fx.inet-sec.com/systrd/outline_detail/

ドル円1000通貨で4000円程度(ポジション数が10なら40000円程度)ですがレートにより代わり、次式で近似できます:

 取引証拠金≒通貨のレート✕取引数量✕ポジション数÷25

 (例:ドル円が100円、1000通貨、ポジション数1の場合、
 取引証拠金≒100✕1000✕1÷25=4000円)

式の意味を簡単に説明すると、
 「通貨のレート✕取引数量✕ポジション数」は自分が持つポジションの実際の金額(上の例だと100,000円)を意味し、
 「÷25」はレバレッジが25倍なので25分の1の資金(上の例だと4000円)を持っていれば、そのポジションを持てるという意味です。 

●取引証拠金の概算表(1000通貨)
 
(例えばドル円のレートが100円なら取引証拠金は4000円。レートが1円動くと40円変化)
レート 取引証拠金(円)
200 8000
190 7600
180 7200
170 6800
160 6400
150 6000
140 5600
130 5200
120 4800
110 4400
100 4000
90 3600
80 3200
70 2800
60 2400
50 2000

●「損切り」と「ロスカット」の違い。
損切りとは損失を抱えたポジションを決済すること。(追記:2016年9月26日のバージョンアップで最大ポジション数を超えた場合に自動で損切りしつつ買い直すよう進化しました。)
 
ロスカットとはFX業者により損失を抱えたポジション(システム)が強制決済されること。
ロスカットは一般的には損切りと同じ意味で使われることも多いですが、このブログではアイネット証券による強制決済の意味で使い分けています。

●ロスカットの具体例。
例えば、ドル円が110円の時に資金100万円、1000通貨、最大ポジション数設定なしでループ・イフダンB15_15 USD/JPYを稼働させ、14.25円下落した場合(95.75円、ポジション数95)、

有効証拠金は次式の通り330,250円です。

  有効証拠金=「100万円-含み損669,750円=330,250円(スワップも加減されるが今回は無視)」

取引証拠金は次式の通り363,850円です。

  取引証拠金=「通貨のレート(110円-14.25円)✕取引数量1000✕ポジション数95÷25=363,850円」

よって、有効証拠金(330,250円)が取引証拠金(363,850円)を下回るのでロスカットされてしまいます。(資金100万円<含み損669,750円+取引証拠金363,850円の時にロスカットされると考えてもよい)
 
損切りレート(下落幅)を広くとった場合は含み損の方が大きいので取引証拠金の額は相対的にみてそれほど大きくないのですが、損切りレートが狭い場合は取引証拠金の額が大きいので、気をつけないとすぐにロスカットされてしまうので注意して下さい。

●ロスカットの注意点。
自分で損切りレートを決めることなく、アイネット証券にロスカットされるまで放置するという戦略は個人的にはお勧めしません。

ロスカットの条件は上記のように一応決められており概ねそのレートも予測出来るのですが、必ずしも自分の予想するレートでロスカットされるとは限らず、予想より損失が多い状態でロスカットされることもありえます。(公式サイトにもそのような注意書きがあります)

そのため、なるべく自動ロスカットを当てにせず自分で損切りするのがよいと思います。
 
●アイネット証券が提供するリスク管理ツール「マイセーフティ」。 
「マイセーフティ」とは、全システムの合計損失の上限を設定できる機能です。
損失の合計がこの上限に達した時点で全てのポジション(システム)が強制的に決済されます。(システム毎やポジション毎でなく、稼働させているシステムを全て停止し、全ポジションが決済される)

上で説明した通り、自分で損切りするのが原則ですが、この機能を使ってもしもの時に備えるのはよいことだと思います。
ですが、期待通りの挙動をするとは限らないので注意して下さい。

●「マイセーフティ」の設定方法。
2016年9月26日のバージョンアップで下記の設定方法が変わりました。ブラウザ版でログイン後、画面右上の歯車のアイコンをクリックすると設定できます。ダウンロード版からは設定できないので注意が必要です。

●自分で損切りする方法。
各システムや各ポジションを自分で決済(損切り)することはいつでも可能です。
ループイフダンのポジションを1つでも手動で決済すると、そのループイフダンが停止されるので、必要なら再稼働するよう注意して下さい。 

●システムを停止させる方法。
  1. ループイフダンにログイン
  2. 2016年9月26日のバージョンアップ後)「ループイフダン照会」のアイコンをクリック)
  3. システムの「STOP」をクリック
●各ポジションを決済する方法。
ダウンロード版にログインし「ポジション照会」アイコンをクリックし決済。
ループイフダン停止後に残った注文を一括決済・一括注文取消する方法はこちらで紹介しています。

なお、障害時など、ループイフダンのシステムにログインできない場合は、下記の「口座管理画面」からログインし、決済したいポジションをクリックして「注文」をクリックすることにより各ポジションを決済できます。

口座管理画面
https://fx-sys.inet-sec.com/fx/custom/X5I40S52N79FS/onlineSA.html

システムを全て停止する(新規の売買もさせない)方法は、すべての保有ポジションを決済後、シストレi-NET口座からアイネットFX口座へ全額資金振替を行うとよいようです。

●参考URL。
以下、損益に関わる重要な情報なのでロスカットに関する公式サイトの記載を引用します。
最大限注意していますが、内容が相違する場合は記事本文の内容より公式サイトの記載を優先して下さい。 

★★★ 

「マイセーフティ」とは、口座全体の損失額を設定できる機能です。
https://fx.inet-sec.com/systrd/system/shokai/#point3

Q ロスカットの割合について教えてください。
A お取引時間中にお客様の有効証拠金が取引証拠金の100%を割るとロスカットが発生し、すべてのポジションを強制的に決済します。
    ※相場の状況等により約定する価格がロスカット執行価格から大きく乖離することがあり、お客様が当社に預託された金額を上回る損失が生じる可能性もあります。 
https://fx.inet-sec.com/systrd/faq/

Q 損切りの機能はありますか?

A シストレi-NETには「マイセーフティ」機能があります。
予め許容する損失額を設定し、運用資金が設定額を超えると全ての売買システムを決済する機能です。
この機能を利用して、損失の範囲をコントロールすることが可能です。
https://fx.inet-sec.com/systrd/faq/

損切りについて①

ループ・イフダン®に損切りはありません。そのため、口座全体の損失額を設定できるシストレi-NETの「マイセーフティ」機能のご利用をおすすめします。
運用資金が設定額を超えると全ての売買システムを決済できるので、損失の範囲をコントロールすることが可能です。
損切りについて②
手動による決済(損切り)は可能です。

(更新履歴:2014年11月6日投稿、2017年4月18日更新)