ループイフダン検証ブログ

ループイフダンを検証!【目安資金】【バックテスト】【投資法】等が人気記事。ループイフダン情報が最も詳しいブログです。「長所短所まとめ」等のお勧め記事を閲覧推奨。著書好評発売中!


タグ:損切り

リスク管理

★ループイフダンの目安資金表【最大ポジション数ごと】
ループイフダンでは目安資金を正確に把握して長期安定運用を続けるのが勝ち続けるコツです。
最大ポジション数ごとの目安資金がわかるのはこのブログだけなので、ぜひこの記事を活用して下さい。

★ループイフダン等で下落時損失を抑える方法【両建てヘッジの使い方】
 
下落時の損失を抑える方法として値幅を大きくする、最大ポジション数を小さくする、取引数量を小さくすること等が有効ですが、別の方法「両建てヘッジ」を紹介します。
ループイフダンの必須スキルであり、その使い方や長所短所をよく理解する必要があります。

★【重要】損切りしてはいけない理由
通常の裁量トレードでは損切りすべき場面は多いですが、ループイフダンではほとんどの場面で損切りしない方が効率よく稼げます。
その理由を理解せずにいい加減に設定を決めると、後で必ず痛い思いをするので、この記事をよく読んで正しい設定の仕方を身に着けて下さい。

基本情報

★ループイフダン長所短所まとめ ←初心者必読!
★オススメ!「ループイフダン攻略法」紹介&3万円キャッシュバック!

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投資法

★【FX業界の本音】テクニカル・シストレの本質
テクニカルを使う人は多いですが、その本質やテクニカルが無価値であることに気付いていない場合がほとんどです。
そこで、テクニカルの本質を説明し、テクニカルやテクニカルに基づいたシストレのデメリット等を紹介しています。

★【重要】ループイフダン・トラリピにお勧めのテクニカル指標と注意点
ループイフダンではレンジをあらかじめ想定しておくことが重要です。
そこで、レンジを決めるのに適したテクニカルとその理由を紹介します。
ループイフダンに使ってはいけないテクニカルも紹介しているのでこの記事を参考にして下さい。
 
★【落とし穴注意】両建てループイフダンの注意点
両建ては利益が増やせることや、売りか買いの片方の証拠金だけで済むというメリットがあり、下落が続く場合や相場の天井を正確に当てられる場合は有効な戦略なのですが、実際は天井をピンポイントで当てることは非常に難しくリスクが高いため、あまりお薦めできません。

それでもやりたい場合のために、そのリスクを下げる方法や注意点をこの記事でまとめているので参照して下さい。 
両建てループイフダンをする気がなくても、ループイフダンの戦略を立てる際に知っておくとよい情報も多いと思います。 

★【見落としやすいポイント】高値更新時の戦略・リスク管理
ループイフダンでは高値更新時に注意すべきポイントがあるのでこの記事にまとめました。
長期安定運用のために、忘れずにチェックすることを勧めます。

★ループイフダン停止のタイミング【確定損失を減らす方法】
ループイフダンでは停止させるタイミングにより含み損(確定損失)が変わるので、いつ停止させるかは重要です。
この記事でそのタイミングや、停止後の対応等をまとめているので参考にして下さい。

★【値幅の正しい選び方】レンジ位置ごとの最適戦略

ループイフダンでは(特に新規稼働させる場合)レンジ内の位置の違いにより戦略を変えることが有効です。
この記事でまとめているので参考にして下さい。
 
★ループイフダンの最大ポジション数を変更する方法【損切りしない設定編】
ループイフダンの最大ポジション数を変更するにはちょっとしたテクニックが必要です。
ループイフダンを停止&再開させる時にも役立つ内容になっているので、是非この記事を一読下さい。(損切りしない設定編として2018年11月18日更新)

リターン

★バックテスト2004年以降。トラリピ比較
利益をあらかじめ予測するにはバックテストの結果を見ることが重要です。
アイネット証券等より長期かつ詳細なデータをこの記事で紹介しています。

★2014年以降の実際の取引利益(月・日データ)、最新スワップ

注意点等

★ループイフダン・トラリピの節税方法
★FXふるさと納税の限度額 &節税の裏技

★著書「マンガでわかるFXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ」好評発売中!
私、七瀬玲が書いた「マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ」が好評発売中です!
ループイフダンの基本的なことがよくまとまっており、ループイフダンの入門書として最適です。

★初心者必読のループイフダンFAQ(よくある質問)
★他の参考記事
★トラリピが人気だった理由

投資テクニック等

★ナンピンとループイフダン、トラリピ比較

★裁量トレードのテクニック【慢心したら取引禁止、勝ちパターンは負けパターンに変わる】
★裁量トレードのテクニック【フルレバの弱点、最適レバレッジ】
★裁量トレードのテクニック【0分のノイズ、終値から値動きを予想、レンジ幅を逆張りに】

★順張りトラリピ(逆指値トラリピ)まとめ

★勝率5割でも勝つ方法!常勝FXトレーダー今井雅人の投資法
裁量トレードでは取引数量を適当に決めてしまっている人が多いですが、プロはどのようにして決めているのかをこの記事で紹介します。
ループイフダンと並行して裁量トレードをする方も多いので役に立つと思います。
主にスイングトレードに関するトレードテクニックですので、ループイフダンのリスク管理とはやや趣向が異なりますが、色々応用が効くので知っておく価値は高いです。
 
★平常心を維持する4つの方法。リスク管理のテクニック
★指標トレードの注意点。トラリピではレートを変えるべし

★裁量トレードにお勧めの低スプレッドFX業者
★ループイフダンの含み損と確定損失の違い
★ループイフダンのバージョンアップまとめ 2016年9月

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8/27 ★ループイフダンBSを検証。メリット、デメリットを解説

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11/5 ★ループイフダンに6つの新通貨ペア追加【ユーロポンド、ドルスイスなど】『ループイフにゃん』デビュー

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12/4 ★トラリピ1(ワン)クリックのメリット、デメリット【トラリピ新機能のレビュー】
11/18 ★ループイフダンの最大ポジション数を変更する方法【損切りしない設定編】
11/13 ★雑誌掲載されました【SPA! 11月20日・27日合併特大号 [年収1000万円]の新しい稼ぎ方】
10/26 ★ループイフダンに6つの新通貨ペア追加【トルコリラ、メキシコペソなど】

4/8 ★バックテスト2004年以降【豪ドル/ドル】ループイフダンとトラリピの比較
3/25 ★バックテスト2004年以降【カナダドル円】ループイフダンとトラリピの比較
3/18 ★バックテスト2004年以降【NZドル円】ループイフダンとトラリピの比較
3/8 ★ループイフダンの目安資金。最大ポジション数ごと【カナダドル円】
3/7 ★ループイフダンの目安資金。最大ポジション数ごと【NZドル/円】
3/6 ★ループイフダンの目安資金。最大ポジション数ごと【豪ドル/ドル】

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12/12 ★FXふるさと納税の限度額 &節税の裏技
4/18 ★ループイフダンを一括決済・一括注文取消する方法
2/27 ★トラリピ・iサイクル注文の特許侵害訴訟を解説【トラリピ敗訴→控訴で一部差し止め】
2/14 ★ループイフダンの最大ポジション数を変更する方法【損切りする設定編】
4/10 ★ループイフダンで「くるくるワイド」する方法。くるくるワイドとは何か。
 (更新履歴:2014年11月24日投稿、最終更新:2020年10月8日) 

●ループイフダンの最大ポジション数ごとの目安資金(必要資金)(随時更新)
この記事では【カナダドル/円】を紹介します。
他通貨は下記リンクを参照して下さい。

 ドル円 豪ドル円 ユーロ円 ポンド円 ユーロドル 豪ドル/ドル NZドル円

目安資金の計算法や表の見方、設定の決め方のコツ等は上記ドル円のリンクを参照して下さい。

カナダドル/円でループイフダンの注意点

カナダは隣国のアメリカへとの貿易が多いことから、カナダ経済やカナダドルはアメリカの景気動向に大きく左右されます。
そのため、カナダドルを取引する場合は、アメリカ経済の動向がポイントになります。

カナダは原油などの資源が豊富であり原油価格の影響も受けやすいので注意が必要です。

同じ資源国通貨である豪ドルと比べると、カナダドルは高金利ではないためスワップは高くなく、スワップ目的なら豪ドル円の方が適しています。ドル円もカナダドル円より高スワップです。

カナダドル円のスプレッドは5pipと大きく、2pipのドル円や4pipの豪ドル円より大きいので、コスト面でも不利です。

アメリカより景気がよくなるということも少ないので、上昇を期待してカナダドルを買うくらいなら素直にドルを買った方がよい場合が多く、カナダドルはとっつきにくい通貨ペアの一つです。

史上最安値は57.89円(1995年4月10日)であり、2018年3月時点のレート82円から25円ほど離れています。
ドル円の史上最安値との幅(約30円)よりやや狭いものの、ドル円より簡単に史上最安値を割る可能性があります。

ドル円であればその為替レートが政治的に問題視されるため、重要なレート付近では介入等が期待されるものの、カナダドル円のレートはほとんど注目されていないため、カナダ特有の理由でレートが下落しても恐らく何のサポートもされません。

カナダドル円は裁量トレードでも微妙な通貨ペアですが、ループイフダンに適している理由も特にないため、あまりお薦めできません。
余程自信のある場合を除き、軽々しく取引するべきではないと思います。特に初心者には向かない通貨ペアです。

★ループイフダンの資金目安(必要資金)一覧表。

↓ 図はクリックで拡大。
カナダドル円20+80

最大ポジション数による違い等、基本的な傾向はドル円と同じですので、ドル円の記事の説明を参照して下さい。

ドル円の記事でも書いたように、チャートや相場状況をよく見て、ここまでは下がらない(上がらない)というポイントまでカバーできるように最大ポジション数を決めるのが効率よく稼ぐコツです。
資金に余裕があるなら取引数量を増やすのもよいと思います。

カナダドル/円 値幅40バックテストによる年間平均利益192,945円、1日平均742円。スワップを除く
カナダドル円40+80

値幅が大きい分だけ下落時にポジ数が増えにくいため損失合計額(下落時損失)や必要資金も小さくなります。

値幅が大きいと決済回数が少なくなり利益も小さくなるので、取引数量を増やす等して利益を増やすことも検討するとよいでしょう。

利益比較は下記リンクを参照して下さい。

★過去の利益
 バックテスト(後日追加予定)、月・日データ

カナダドル/円 値幅80バックテストによる年間平均利益106,036円、1日平均408円。スワップを除く
カナダドル円80+80

さらに値幅が大きくなるので必要資金が小さくてすみますが、利益も小さくなるので取引数量を増やす等の対応も検討するとよいでしょう。

カナダドル/円 値幅100バックテストによる年間平均利益
84,636
円、1日平均326円。スワップを除く
カナダドル円100+80

値幅80の説明と同様です。
 (更新履歴:2018年3月8日投稿、最終更新:2021年9月1日)

ループイフダンでは損切りアリと損切りナシのいずれかを選択できます。

そこで、ループイフダンやトラリピ等において、
①損切りしない戦略(損切りナシ。下図)と、
②含み損の多いポジションを損切りしつつループイフダンで買い直す戦略(ひとつのポジション含み損が一定の額になった時点で、そのポジションを損切りしつつ、同時にループイフダンで新たなポジションを買い直す戦略。以下、損切りアリ
 のどちらが有効かを検証します。
損切りなしループイフダン

損切りありループイフダン

また、損切りすると投資効率が悪くなる理由を紹介します。

まず簡単にまとめると以下の特徴があります。

●損切りナシの長所短所。
損切りしないため確定損失を出さずに利益が得られるというメリットがある反面、
最大ポジション数に達した後だと値幅の分だけ反発しても利益が得られない場合があるのがデメリットです。

●損切りアリの長所短所。
下落時にも最大ポジション数を増やすことなく、値幅分反発した時に利益を得られるというメリットがある反面、
当初の決済レートに戻った場合でも損切りの確定損失を取り戻せるとは限らないことや、損益が予測しにくいこと等がデメリットです。

どちらの戦略が有利かを各相場状況について検証します。

●上がり続けるだけの場合や、最大ポジション数の範囲内の場合。
どちらの場合も損切りが発生しないのでどちらの戦略でも同じ損益になります。

●下がり続けるだけの場合。
この場合はどちらも利益は発生せず、どちらも同じポジション数で下落していくことになるので損失額は同じです。
 
但し、損切りナシでは損失は全て含み損ですが、損切りアリでは含み損と確定損失になります。
含み損が確定損失になると年内利益の調整ができないので節税には不利です。(詳しくはこちら(ループイフダンの節税)を参照)

●V字型に反発した場合。
損切りナシの方が利益が大きくなります。
具体例で説明します。

簡単のため1万通貨、値幅1円の買システム、最大ポジション数はどちらも3とします。(損切りアリでは、最大ポジション数になった後に次のエントリーレートに到達したら、損切りしつつ新たにポジションを取るものとします。)

110→107110の場合。
検証107
損切りアリでは損切り3万、利確3万で損益0万。(上図。最大ポジション数3のためポジションは110,109,108の3つとなるが107で110のポジションを損切りしつつ新たにポジションをとる)
検証107ループイフダン
損切りナシでは損切り0万、利確2万で損益2万。(上図。最大ポジション数3のためポジションは110,109,108の3つとなり109と110で2回決済)
 
ですので、損切りナシの方が有利です。

110105110の場合。
下落幅が大きい場合を検証します。
検証105
損切りアリでは損切り9万、利確5万で損益-4万。(上図。最大ポジション数3のためポジションは110,109,108の3つとなるが107で110のポジションを損切りしつつ新たにポジションをとる。106,105でも同様に損切り。)
検証105ループイフダン検証ブログ
損切りナシでは損切り0万、利確2万で損益2万。(上図。最大ポジション数3のためポジションは110,109,108の3つとなり109と110で2回決済)
 
この場合も損切りナシの方が有利です。

このように損切りによる確定損失は一直線に上昇するような相場では取り戻せないためV字型に反発する相場では損切りナシの方が有利です。
 
この違いは1回の損切りの損失が3万なのに対し1回の利確の利益が1万なので一直線に上昇する場合では損失を取り戻せないために起こります。

また、より詳しく見れば、損切りアリでは利確(利食い)した直後のポジション数が最大ポジション数より小さくなるためとも言えます(利確時にはそのレートで既にポジションを持っているため新たにポジションを取らないことから、ポジション数が一つ小さくなる)。

●損切りナシの最大ポジション数に達したレート以下で反発を繰り返す場合。
この場合は損切りナシでは利益が得られず、損切りアリでは利益を得られる状況を繰り返すことになるので、通常はそのレート範囲での利確が多ければ損切りアリが有利になります。
検証105有利なパターン
先ほどの例(110→105→110の場合)で考えると利益差が6万なので、最大ポジション数になったレート(108円)を下回ったところ(105-107)を行き来して決済回数(利確)が6回を超えるなら損切りナシの方が利益が多いことになります。(105-107を動いている限り損切りは発生しません。105-106や106-107を行き来しても利確できます。)

上の例では110円まで戻ることを想定していますが、戻らない場合でも損切り1回につき損失3万なので3回利確すれば損失を取り戻せることになり、長く元のレートに戻らない場合等、相場状況によってはこちらが有利ということもあり得ます。

ですが、これは一見簡単そうで案外難しい値動きですので注意が必要です。
というのも、損切りは3円下落するだけで発生しますが、3回の利確には1円下落、1円上昇の2円分の動きを3回で合計6円分動く必要があり、そのような動きをするとは限らないし時間もかかります。

また、最悪なのが、最大ポジション数になったレート(上の例では108円)以下において、損切りした後に上昇したが損切り分の損失を取り戻せないパターンを繰り返し、損失が膨らむことです。
 
例えば、110から104まで損切りしつつ下落し、最大ポジション数になったレート(108円)以下の104円から108円の間を何度も往復する場合を考えます。
検証104
104円から108円に上がる時の利確回数は4回で4万の利益となりますが、再び下落すると108円のポジションが105円で損切りされ、107円のポジションが104円で損切りされるため合計2回で6万の損失が発生し、1往復すると損益は-2万となります。
ですので、このような動きを繰り返すと損失が膨らみます。

(これは往復する際に損切りが発生することにより生じる問題なので、最大ポジション数を大きくすることにより損切りの幅を大きくすればこうした問題が起きるリスクを減らせます。ただし、最大ポジション数が多いと1回の損切り額が大きくなりその損失をカバーするのも難しくなります。)

このような動きもあり得るため損益が予測しにくいのも損切りアリのデメリットです。

★まとめ。
  • 最大ポジション数の範囲内の値動きならどちらも同じ損益。
  • V字型では損切りナシが有利。
  • 最大ポジション数を超えて下落する場合は、損切りが少なく決済回数が多ければ損切りアリが有利(損切り分を決済回数でカバー)。すぐに最大ポジション数の範囲内に戻す場合は損切りナシが有利。
ループイフダンでは、そのレートより下落する可能性が低いと思うところで最大ポジション数を設定するのが普通なので、その予想が当たっていれば損切りナシが有利ですし、予想が外れてそれより下で長く動くようなら損切りアリが有利ということになります(ただし、値動きによっては不利にもなり得る)。

一時的に円高になっても長期で見れば円安が進むという相場観の場合はV字型のパターンに近い結果となることから損切りナシが適しています(損切りアリだと円安になっても損切り分の損失を取り戻せない可能性がある)。

結局は、相場予測・最大ポジション数設定次第ですが、下記の理由からも損切りナシの方が有利な場合が多いです。
 
両方の戦略を平行して行う等のリスク管理方法もあるのでご自身の好きなように色々試してみるとよいと思います。

●損切りすると投資効率が悪くなる理由。損切り分を取り戻すのが大変。
ループイフダンでは下落時に値幅毎にポジション数が増えるため損失が膨らみやすいです。

例えばドル円B15、1000通貨の場合、3円下落時の損失額は28500円です。
ドル円B15の平均利益は1日約1105円なので(バックテスト参照)、この損失を取り戻すには26日かかることになります。
 
下落幅が大きいと更に損失が膨らむため、損失を取り戻すのに必要な日数も多くなります。
そのため、損切り分を取り返しつつトレードを続けるより、なるべく損切りしない方がよいです。
ループイフダンやトラリピで損切りしてはいけない理由
 (更新履歴:2014年11月17日投稿、2018年3月5日更新)

●ループイフダンの最大ポジション数ごとの目安資金(必要資金)(随時更新)
この記事では【ユーロドル】を紹介します。
他通貨は下記リンクを参照して下さい。

 ドル円 豪ドル円 ユーロ円 ポンド円 豪ドル/ドル NZドル円 カナダドル円

目安資金の計算法や表の見方、設定の決め方のコツ等は上記ドル円のリンクを参照して下さい。

●ユーロドルでループイフダンはやや上級者向け。
ユーロドルは史上最安値0.8225(2000年10月26日)、史上最高値1.6038(2008年7月15日)となっています。
現在レートから史上最安値は2000pip(ドル円の20円相当)、史上最高値は6000pip(60円相当)ほど離れています。

例えば、ドル高(ユーロドル下落)を期待してユーロドルの売りループイフダンを稼働させる場合、史上最高値までは遠いのでそこまでロスカットされないよう余裕を持たせると目安資金が非常に大きくなってしまうので現実的ではありません。

また、ドル円などではある程度以上の円高になると政府からの介入が期待され抑止力になるのですが、ユーロドルは歴史が浅く過去にもそのような例がほとんどないため、抑止力の働く水準が明確でなく長期予想が困難です。
史上最高値や史上最安値を割る展開も十分あり得るためリスク管理が難しいです。

そのため、ユーロドルではロスカットされないように余裕を持たせてループイフダンを長期間放置するという戦略は難しいです。
自分で相場を読みロスカットするポイントを見極めつつ、相場の流れが変わったら自分の判断で停止するというスタイルになるため、やや上級者向けの通貨になります。

トレンドが明確な時はその方向でループイフダンするのもよいですが、それ以外の状況でユーロドルのループイフダンを稼働させるのはあまりお薦めできません。
ユーロドルは売りスワップがプラス(買いスワップはマイナス)なことにも注意が必要です。

ボラティリティの割に値幅が狭め(最大でも100pip)に設定されており、目安資金が大きくなりがちなので注意して下さい。損益(pip)をドルで受け取ってドル円のレートで換算する性質なので、それによっても損益が増減することにも注意が必要です。(損益が1pip、ドル円レートが110円なら損益は110円となる)

★ループイフダンの資金目安(必要資金)一覧表。

●ユーロドル 値幅10(バックテストによる年間平均利益582,963円、1日平均2,242円。スワップを除く)
↓ 図はクリックで拡大。
ユーロドル10+110+120

最大ポジション数による違い等、基本的な傾向はドル円と同じですので、ドル円の記事の説明を参照して下さい。

ドル円の記事でも書いたように、チャートや相場状況をよく見て、ここまでは下がらない(上がらない)というポイントまでカバーできるように最大ポジション数を決めるのが効率よく稼ぐコツです。
資金に余裕があるなら取引数量を増やすのもよいと思います。

●ユーロドル 値幅20。(バックテストによる年間平均利益336,911円
、1日平均1,296円。スワップを除く)
↓ 図はクリックで拡大。
ユーロドル20+110+120

値幅10の説明と同様です。

●ユーロドル 値幅40。(バックテストによる年間平均利益182,404円、1日平均702円。スワップを除く
ユーロドル40+110+120

値幅が大きい分だけ下落時にポジ数が増えにくいため損失合計額(下落時損失)や必要資金も小さくなります。

値幅が大きいと決済回数が少なくなり利益も小さくなるので、取引数量を増やす等して利益を増やすことも検討するとよいでしょう。

利益比較は下記リンクを参照して下さい。

★過去の利益

●ユーロドル 値幅60。(バックテストによる年間平均利益125,986円
、1日平均485円。スワップを除く)
ユーロドル60+110+120

さらに値幅が大きくなるので必要資金が小さくてすみますが、利益も小さくなるので取引数量を増やす等の対応も検討するとよいでしょう。

●ユーロドル 値幅100(バックテストによる年間平均利益75,551円、1日平均291円。スワップを除く)
ユーロドル100+110+120

値幅60の説明と同様です。
 (更新履歴:2017年1月22日投稿、最終更新:2021年9月1日)

●ループイフダンの最大ポジション数ごとの目安資金(必要資金)(随時更新)
この記事では【NZドル/円】を紹介します。
他通貨は下記リンクを参照して下さい。

 ドル円 豪ドル円 ユーロ円 ポンド円 ユーロドル 豪ドル/ドル カナダドル円

目安資金の計算法や表の見方、設定の決め方のコツ等は上記ドル円のリンクを参照して下さい。

NZドル/円でループイフダンの注意点

NZドルは豪ドルと同様に高金利で有名です。どちらの金利が高いかは経済状況次第ですが、それほど大きな差はつきません。

オーストラリアとニュージーランドは地理的にも近く経済的結びつきも強いため、経済動向も連動することが多いためです。

↓オーストラリアとニュージーランドの金利比較
豪ドルとニュージーランドドル金利比較

値動きについても、やはりNZドル円は豪ドル円と似通った動きをすることが多いです。
そのため、NZドル円と豪ドル円のどちらか一方を持っていれば十分だと思います。

両方持つと下落リスクが少し分散されるとも言えるのですが、ループイフダンの場合はどちらの一つにした方がよいです。
実際に両方を運用すると、それらの合計損失額を予想するのは難しく、一方のループイフダンが損切りされるだけでも運用としては失敗となるためです。

史上最安値は41.87円(2000年10月18日)であり、現在のレートからは35円ほど離れており、豪ドル円の方が史上最安値(55.02円、2008年10月24日)までの幅は狭いです(2018年3月時点で27円程度)。

史上最安値を目安にすると豪ドル円の方が目安資金が小さく済む分だけ運用しやすいと言えます。

NZドル円は豪ドル円よりレートが低いことが多いため、取引証拠金が少ないというメリットがあります。
そのため、豪ドル円を運用したいけど目安資金が足りないという場合に、その代わりとしてNZドル円を運用するという戦略もアリだと思います。

ニュージーランドの主な産業は農業です。農業系の指標で動く他の通貨は少ないですし、農業市場の予測は独特なので、他の通貨に慣れた人でもNZドル円を取引するとその癖に慣れるまでやや面倒です。

ただ、実際は農業関係の指標でNZドル円が大きく動くことは少なく、オーストラリアや世界経済の動向に合わせて動くことの方が多いため、NZ特有の問題に着目する必要はそれほどありません。

★ループイフダンの資金目安(必要資金)一覧表。
NZドル円20+75

最大ポジション数による違い等、基本的な傾向はドル円と同じですので、ドル円の記事の説明を参照して下さい。

ドル円の記事でも書いたように、チャートや相場状況をよく見て、ここまでは下がらない(上がらない)というポイントまでカバーできるように最大ポジション数を決めるのが効率よく稼ぐコツです。
資金に余裕があるなら取引数量を増やすのもよいと思います。

NZドル円 値幅40バックテストによる年間平均利益は147,657円、1日平均568円。スワップを除く
NZドル円40+75

値幅が大きい分だけ下落時にポジ数が増えにくいため損失合計額(下落時損失)や必要資金も小さくなります。

値幅が大きいと決済回数が少なくなり利益も小さくなるので、取引数量を増やす等して利益を増やすことも検討するとよいでしょう。

利益比較は下記リンクを参照して下さい。

★過去の利益
 バックテスト(後日追加予定)、月・日データ

NZドル円 値幅80バックテストによる年間平均利益は82,286円、1日平均316円。スワップを除く
NZドル円80+75

さらに値幅が大きくなるので必要資金が小さくてすみますが、利益も小さくなるので取引数量を増やす等の対応も検討するとよいでしょう。

NZドル円 値幅100バックテストによる年間平均利益は66,786円、1日平均257円。スワップを除く
NZドル円100+75

値幅80の説明と同様です。
 (更新履歴:2018年3月7日投稿、最終更新:2021年9月1日)