ループイフダン検証ブログ

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トラリピで有名なマネースクエア(マネースクウェア・ジャパンから社名変更)が新機能「トラリピ1(ワン)クリック」をリリースしたので紹介します。

最初に結論を言っておくと、「テクニカル」を使った相場予測に基づいて「マネースクエア側が作った」3つのモデルから選ばせるという性質上、悪いパフォーマンスとなるものがほとんどだろうと思います。

テクニカルをベースにしたシステムトレードは、パフォーマンスが悪いことから昔から全然人気がないのですが、「トラリピ1(ワン)クリック」はそれと同等の金融商品というイメージだと思います。

マネースクエアのサイトにログインすると「トラリピ1クリック」の特設ページがあり、そこに以下の3つのシステム(モデル)が表示されています。
  • タイムモデル
  • ロジックモデル
  • トレンドモデル
これを選択すると、マネースクエアが作成した設定がそれぞれ1つだけ表示されます。(下図の左)

トラリピワンクリックの概要
 ↑引用元 https://www.m2j.co.jp/toraripi/1-click.php

想定資金はデフォルトでは100万円になっていますが、自分でクリックすることにより50万~1000万円に変更できます。

「1クリック発注設定」というバナーをクリックすると、その設定が入力されトラリピ発注画面(上図の右)に移行し、さらにその画面をクリックしてようやく注文が発注されます。

(なので、厳密に言うとクリック回数は1回ではないので、「1クリックで設定完了」というキャッチコピーは誇大広告と言っても過言ではないと考えます。)

なお、トラリピ1(ワン)クリックは単に設定を自動入力するだけの機能なので、入力された設定を手動で変更することも可能です。

デフォルトではどの設定にもロスカットが付けられているため、それが嫌な人は手動で外す必要があります。

各モデルの概要

マネースクエアのホームページには以下のように記載されています。

引用開始
タイムモデル:様々な時間軸のチャートをもとに分析
トレンドおよびレンジの観測指標として、主に「ボリンジャーバンド」「スパンモデル」「パラボリック」「DMI」「スローストキャスティクス」を使用し、時間軸を変更しながら観測するマルチタイムフレーム手法を基に分析しています。

ロジックモデル:オプション市場の緻密なロジックを活用
「相場は確率に賭けるゲーム」と言われています。トラリピと相性の良い、レンジ相場向きの通貨ペアをテクニカル指標で分析・選択。そこにオプション市場で使われているブラックショールズ方程式により確率(50%)を算出してレンジを表示しています。

トレンドモデル:複数の分析手法から相場の上昇・下降を予測
トラリピをより有利に仕掛けるために、新値三本足、標準偏差、ボリンジャーバンドを使い、通貨ペアの方向性を想定し、合わせてトラリピの「売り」「買い」判定を行います。例えば、上昇傾向が認められる通貨ペアの場合は「買い」仕掛けとし、想定レンジは、ストップロスの水準から判定日始値までの距離を1:2でトレンド方向に設定します。
引用終わり https://www.m2j.co.jp/toraripi/1-click.php

いずれのモデルもテクニカルを利用しています。

また、マネースクエアのホームページには説明されていませんが、実際にはいずれのモデルも想定運用期間が1ヶ月となっており、月末時点で翌月の相場を予想して月初めにモデルを作り変えていく(月1回の更新)という仕様のようです。

上の説明を見ても実際にどのようにして作られた設定なのか理解できないですし、ブラックボックスと言っても過言ではないと思います。
一応トラリピが使われているものの、昔からあるテクニカルベースのシステムトレードと同様の金融商品と考えるとよいでしょう。

トラリピ1(ワン)クリックの説明ページには詳細に書かれていないものの、実際に利用者がシステムを選択する画面にはこのシステムの「オススメの理由」が記載されています(私は全く同意できませんが、マネースクエアにとってはこの設定が「オススメ」なんだそうです。)。

そこには
 ①通貨ペア、売買の選択理由、
 ②想定レンジについての簡単な説明、
 ③レンジアウト時の対応案(ロスカットして終了など、ありふれた内容)、
が記載されており、アナリストがよく書くような単純なテクニカル、ファンダメンタルズといった内容です(数行程度)。

各モデルで一つだけ設定が記載されており、12月1~31日は以下の設定となっています。

  • タイムモデル:ドル円、買い、発注レンジ111.80~114.00円(利食い幅:0.1円)
  • ロジックモデル:ユーロ/米ドル、売り、発注レンジ1.1180~1.1510(利食い幅:0.0022)
  • トレンドモデル:カナダドル/円、売り、発注レンジ82.85~85.91円(利食い幅:0.18円)

通貨ペアまでマネースクエア側が1つづつに限定していたのはちょっと意外ですが、上記の3つだけとなっています。

注意点:金融業界の営業手法を見破るべし

上の説明で「ブラックショールズ方程式」と聞いて「何かよくわからないけど凄そう!」と思った人は要注意です。FX業界に騙されやすいタイプです。

「マルチタイムフレーム手法」、「ブラックショールズ方程式」など、初心者が見ると「何か知らないけど凄そう!」と思うような難解な用語をあえて使っている(しかもその詳しい説明もない)ところが明らかに不親切であり、初心者が儲かると誤解する恐れがあります。

金融業界がよく使うこの手の営業手法(あえて難しい用語を混ぜて説明する等)に騙されないよう注意して下さい。

はっきりと断言しておきますが、こうした難解な理論・手法を含め、どんなに高度な学問、技術を使っても「投資に必勝法はない」です。

トラリピワンクリックは単にマネースクエアの推奨設定を簡単に入力するだけのものであり、そこで推奨されている設定は従来からマネースクエアのホームページなどで紹介されていたものと大差ないです。

「ブラックショールズ方程式」を使っているから勝てるなどと勝手に思い込まないよう(思い込まされないよう)注意して下さい。

最近ではAIを使った営業文句もよく使われていますが、当然に必勝法ではありません(顧客にAIによる自動売買などの金融商品を買わせれば自社に継続的に手数料収入をもたらすという意味では、「金融業界にとっては必勝法」ですが、顧客が勝つ可能性が高いものではないです。)

「相場に絶対はない」ということも覚えておいて下さい。

トラリピワンクリックのメリット

設定が簡単

トラリピは通貨の売買の選択だけでなく、トラップ本数や発注レンジ、決済トレールの有無など、トラリピ初心者には非常に難しい項目をたんさん決定していく必要があります。

多くの初心者がここで断念する恐れがあるので、ワンクリックで簡単にマネースクエアのお勧め設定が利用できると言われれば、それに飛びつく初心者も多少はいると思います。

ただし、その投資の意味やリスクすらわからない人を投資に引きずり込む恐ろしいツールであるとも言えることに注意して下さい。

トラリピ1(ワン)クリックによる設定内容を見ましたが、初心者向けの低リスク・低リターンな設定ではないと思います。(下記デメリット参照)

ループイフダンの方がはるかに簡単で初心者に優しいと思います。

細かい調整ができる

トラリピワンクリックは単なる入力補助ツールなので、入力された後に自分の好みの設定に変更できます。
この点は個人的には高く評価します。

トラリピは細かい設定ができるというのが最大のメリットであり、その点を生かしているからです。
ただし、自分で調整ができるような人はトラリピワンクリックを使う必要がないので、残念ながら実用性が高いとは思いません。

トラリピワンクリックのデメリット

トラリピを停止するタイミングが難しい

全てのモデルの想定運用期間が1ヶ月程度となっており、仮に1ヶ月の決済利益がそれなりにあったとしても含み損のあるポジションが残っていると、それを決済するタイミングによりトータル損益がマイナスになる可能性があります。

通常、トラリピやループイフダンのような取引ではシステムを停止するタイミングが難しく(買いトラリピなら高値更新時、売りなら安値更新時が理想。この記事を参照。)、想定運用期間をあらかじめ決定しておくというのは難易度が上がるだけの愚策であり、トラリピやループイフダンを知らない素人がよくやる失敗例です。

そのような重大な欠点のある商品をマネースクエアが自信満々にアピールしている点に強い疑問を抱かざるを得ません。

想定レンジが狭い。300~400pips程度

レンジ上限を抜けて勝ち逃げならよいですが、レンジ下限を抜けて損切りとなった場合の損失が大きく、期間内の利益では到底まかなうことができません。

想定レンジが狭いため、裁量トレードのように短期で勝ち、負けが確定することとなり、長期で見れば負けが多くなるという裁量トレードと同じ負けパターンになる可能性が高いです。

トラリピやループイフダンのようなシステムでは損切りしないよう長期安定運用をすることが王道なのですが、トラリピワンクリックはそういう金融商品ではないようです。

結局、マネースクエアお抱えのアナリストの作ったシステムトレードに乗っかるか、否か、という選択です。
「投資の常識」なので知らない人は絶対に覚えておいて欲しいのですが、アナリストの言う通りにトレードするというのは典型的な負けパターンです(下記リンク参照)。投資は自分の頭で考えて行うべきだと断言します。

ループイフダン・トラリピにお勧めのテクニカル指標と注意点
テクニカル・シストレのデメリット。テクニカルで最も重要なこと

テクニカルを使っている

テクニカルをベースにしたシステムトレードは「業者必勝、顧客必敗」です。

また、アナリストなど、為替分析のプロとしてメディアで紹介される人らの実態は、相場を分析するプロではなく、相場を分析したように見せかけて顧客を扇動し手数料収入を稼ぐプロだと言うことを忘れないで下さい。

他人の言うことを鵜呑みにしてトレードする人は必ず失敗します。
上記リンク(テクニカルの記事)で詳しく書いているので一読を勧めます。

ストップロスがついている

手動で外すことも可能ですが、あらかじめストップロスが設定されています。

想定運用期間が1ヶ月と短いので、確かにそのような期間制限をつけるならストップロスをつけるのも一つの合理的戦略である可能性はあるものの、そもそもトラリピで短期運用すべき理由がありませんし、想定運用期間内の収支がプラスで終わる可能性が高いとは言えません。

トラリピやループイフダンのような手法では長期安定運用を目指すのが王道です。
短期レンジより長期レンジの方が予想しやすく、損切りのリスクを低減できるためです。

あえて「短期運用」という邪道に進むべき理由があるとは思いませんし、マネースクエアからの説明もありません。

私はトラリピやループイフダンの手法を熟知している自信がありますが、これらの手法はほとんどの場合、短期運用に向くものではないと考えます。
この記事でも書いた通り、トラリピやループイフダンでは損切りを繰り返す運用より、損切りしない運用の方が効率よく稼げます。

相場予測に強い自信がある時に、一時的にリスクをとって短期運用するという戦略はあるものの、ハイリスク・ハイリターンであり、長期に何度も続けるようなものではありません。

トラリピワンクリックのような短期運用を毎月続けるというのは、トラリピやループイフダンのような手法のメリットを台無しにするものであり、私は絶対に推奨しません。

(なお、私見ですが、トラリピワンクリックで短期運用を勧めていることに関し、マネースクエアにとってのメリットを考えると、短期運用だと想定レンジが小さくなるため各注文の間隔・利食い幅なども小さくして注文回数を増やすことになるのですが、注文回数が増えるとその都度手数料やスプレッドのコストが発生し、利用者にとってはマイナスですが、FX業者にとっては利益増となります。

本当にそのような背景から短期運用をしているかは不明ですが、マネースクエアに限らず金融業者がこうした本音を認めるとは思えないので、利用者が自分の頭で考えることを勧めます。しょせん私の単なる推論であり、事実かどうかは断定できません。単に従来から月1回、推奨設定を公開していたからその慣例を続けているだけかもしれませんし、私が考えるデメリットに気づいていないだけの可能性も一応あります。

いずれにせよ、この例に限った話ではなく、金融業界とユーザーの利益は相反することがほとんどなので、業者の言いなりに投資するのはハイリスクだと覚えておいて下さい。)

注意:「客観的」な分析手法について

マネースクエアのホームページには、
「トラリピ1クリック」は、客観的な分析手法に基づいて制作されており、内容の正確性を保証するものではなく、あくまでも参考情報のご提案のみを目的としております。https://www.m2j.co.jp/toraripi/1-click.php
と記載されており、テンプレ注意書きに見えますが誤解される恐れがあるため一応コメントしておきます。

トラリピワンクリックは、マネースクエアお抱えの人がテクニカルやファンダメンタルズを分析して設定を決定している時点で「客観的な分析手法に基づく」ものにはなり得ないので注意して下さい。

仮に使っているツール自体が「客観的な分析手法」だとしても、その使い方に必ず「主観」が入り込みますし、着目するファンダメンタルズ等にも「主観的」な要素が絶対に入ります。

月1回しか更新されない

相場状況は日々変わっていくのにトラリピワンクリックの設定は月初めにしか更新されません。

仮に月末時点での相場分析・推奨設定が適切だったとしても、その設定が1ヶ月の間ずっと完璧である可能性は極めて低く、多くの利用者にとって使い所が難しいものになると思います。

問題の本質は想定運用期間が1ヶ月と短いことにあります。
長期の設定も公開するようになれば、多少はマシになるかもしれません。

注意:金融業界の「推奨」は地雷

金融業界全体に言えることですが、金融業界の推奨する商品や設定というのは多くの場合、自社に都合がよいもの(自社の利益が大きいもの)を推奨しているだけです。
利用者にとって有用な商品や設定であることは非常に少ないです。

ランキングなどを使って実質的に推奨してくるパターンも多いので注意して下さい。
ランキング上位は本社の方針で営業が押し売りしてる商品が並んでいるだけということもザラです(投資信託などに多い手口)。

何度も言いますが、投資は自分の頭で考えるべきです。他人の意見を鵜呑みにした時点で負けです。

トラリピなのでスプレッドが大きい

もはや言うまでもないことですが、トラリピはスプレッドが大きいため、ループイフダンと同じ設定を作ってもループイフダンの方が利益が大きくなります。(この記事参照)

トラリピワンクリックの設定で投資すべきとは全く思いませんが、仮にその設定にしたい場合であってもトラリピで行うよりループイフダンで行った方が利益が大きくなります。

スプレッドもスワップも、ループイフダンの方が有利だからです。

★★★

以上、「トラリピ1クリック」について詳細に説明しました。

以前からマネースクエアのホームページなどで推奨設定が公開されることはあったので、トラリピワンクリックはそうした設定の入力を簡略化しただけとも言えます。

肝心の設定内容がツッコミどころ満載だったので長い記事になってしまいましたが、最大のデメリットは想定運用期間が1ヶ月であることなので、そのあたりが今後改善されていくことを期待します。

現時点では私がオススメできるような代物ではありません。
私のオススメ設定は「ループイフダン攻略法」を参照して下さい。 

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アイネット証券に口座開設して実際にループイフダンを使っています。
トラリピ(他社の類似サービス)より低コストなのでトラリピより利益が10~78%も増えますし、使いやすいのでとてもよいシステムだと思います。

しばらく評価検証し全容を把握できたので、ループイフダンとは何かをトラリピと比較して説明し、さらにメリット・デメリット等をまとめておきます。

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ループイフダンとは何か

一定の値幅だけ下がったら買い、一定の値幅だけ上がったら売る(利食いする)というシンプルなトレード(イフダン注文)を自動で繰り返すものです。
例えば、1円下がったら買い、1円上がったら売る(利食う)というトレードを自動で繰り返してくれます。
ループイフダンのイメージ図

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ループイフダンでは損切りアリと損切りナシのいずれかを選択できます。

そこで、ループイフダンやトラリピ等において、
①損切りしない戦略(損切りナシ。下図)と、
②含み損の多いポジションを損切りしつつループイフダンで買い直す戦略(ひとつのポジション含み損が一定の額になった時点で、そのポジションを損切りしつつ、同時にループイフダンで新たなポジションを買い直す戦略。以下、損切りアリ
 のどちらが有効かを検証します。
損切りなしループイフダン

損切りありループイフダン

また、損切りすると投資効率が悪くなる理由を紹介します。

まず簡単にまとめると以下の特徴があります。

●損切りナシの長所短所。
損切りしないため確定損失を出さずに利益が得られるというメリットがある反面、
最大ポジション数に達した後だと値幅の分だけ反発しても利益が得られない場合があるのがデメリットです。

●損切りアリの長所短所。
下落時にも最大ポジション数を増やすことなく、値幅分反発した時に利益を得られるというメリットがある反面、
当初の決済レートに戻った場合でも損切りの確定損失を取り戻せるとは限らないことや、損益が予測しにくいこと等がデメリットです。

どちらの戦略が有利かを各相場状況について検証します。

●上がり続けるだけの場合や、最大ポジション数の範囲内の場合。
どちらの場合も損切りが発生しないのでどちらの戦略でも同じ損益になります。

●下がり続けるだけの場合。
この場合はどちらも利益は発生せず、どちらも同じポジション数で下落していくことになるので損失額は同じです。
 
但し、損切りナシでは損失は全て含み損ですが、損切りアリでは含み損と確定損失になります。
含み損が確定損失になると年内利益の調整ができないので節税には不利です。(詳しくはこちら(ループイフダンの節税)を参照)

●V字型に反発した場合。
損切りナシの方が利益が大きくなります。
具体例で説明します。

簡単のため1万通貨、値幅1円の買システム、最大ポジション数はどちらも3とします。(損切りアリでは、最大ポジション数になった後に次のエントリーレートに到達したら、損切りしつつ新たにポジションを取るものとします。)

110→107110の場合。
検証107
損切りアリでは損切り3万、利確3万で損益0万。(上図。最大ポジション数3のためポジションは110,109,108の3つとなるが107で110のポジションを損切りしつつ新たにポジションをとる)
検証107ループイフダン
損切りナシでは損切り0万、利確2万で損益2万。(上図。最大ポジション数3のためポジションは110,109,108の3つとなり109と110で2回決済)
 
ですので、損切りナシの方が有利です。

110105110の場合。
下落幅が大きい場合を検証します。
検証105
損切りアリでは損切り9万、利確5万で損益-4万。(上図。最大ポジション数3のためポジションは110,109,108の3つとなるが107で110のポジションを損切りしつつ新たにポジションをとる。106,105でも同様に損切り。)
検証105ループイフダン検証ブログ
損切りナシでは損切り0万、利確2万で損益2万。(上図。最大ポジション数3のためポジションは110,109,108の3つとなり109と110で2回決済)
 
この場合も損切りナシの方が有利です。

このように損切りによる確定損失は一直線に上昇するような相場では取り戻せないためV字型に反発する相場では損切りナシの方が有利です。
 
この違いは1回の損切りの損失が3万なのに対し1回の利確の利益が1万なので一直線に上昇する場合では損失を取り戻せないために起こります。

また、より詳しく見れば、損切りアリでは利確(利食い)した直後のポジション数が最大ポジション数より小さくなるためとも言えます(利確時にはそのレートで既にポジションを持っているため新たにポジションを取らないことから、ポジション数が一つ小さくなる)。

●損切りナシの最大ポジション数に達したレート以下で反発を繰り返す場合。
この場合は損切りナシでは利益が得られず、損切りアリでは利益を得られる状況を繰り返すことになるので、通常はそのレート範囲での利確が多ければ損切りアリが有利になります。
検証105有利なパターン
先ほどの例(110→105→110の場合)で考えると利益差が6万なので、最大ポジション数になったレート(108円)を下回ったところ(105-107)を行き来して決済回数(利確)が6回を超えるなら損切りナシの方が利益が多いことになります。(105-107を動いている限り損切りは発生しません。105-106や106-107を行き来しても利確できます。)

上の例では110円まで戻ることを想定していますが、戻らない場合でも損切り1回につき損失3万なので3回利確すれば損失を取り戻せることになり、長く元のレートに戻らない場合等、相場状況によってはこちらが有利ということもあり得ます。

ですが、これは一見簡単そうで案外難しい値動きですので注意が必要です。
というのも、損切りは3円下落するだけで発生しますが、3回の利確には1円下落、1円上昇の2円分の動きを3回で合計6円分動く必要があり、そのような動きをするとは限らないし時間もかかります。

また、最悪なのが、最大ポジション数になったレート(上の例では108円)以下において、損切りした後に上昇したが損切り分の損失を取り戻せないパターンを繰り返し、損失が膨らむことです。
 
例えば、110から104まで損切りしつつ下落し、最大ポジション数になったレート(108円)以下の104円から108円の間を何度も往復する場合を考えます。
検証104
104円から108円に上がる時の利確回数は4回で4万の利益となりますが、再び下落すると108円のポジションが105円で損切りされ、107円のポジションが104円で損切りされるため合計2回で6万の損失が発生し、1往復すると損益は-2万となります。
ですので、このような動きを繰り返すと損失が膨らみます。

(これは往復する際に損切りが発生することにより生じる問題なので、最大ポジション数を大きくすることにより損切りの幅を大きくすればこうした問題が起きるリスクを減らせます。ただし、最大ポジション数が多いと1回の損切り額が大きくなりその損失をカバーするのも難しくなります。)

このような動きもあり得るため損益が予測しにくいのも損切りアリのデメリットです。

★まとめ。
  • 最大ポジション数の範囲内の値動きならどちらも同じ損益。
  • V字型では損切りナシが有利。
  • 最大ポジション数を超えて下落する場合は、損切りが少なく決済回数が多ければ損切りアリが有利(損切り分を決済回数でカバー)。すぐに最大ポジション数の範囲内に戻す場合は損切りナシが有利。
ループイフダンでは、そのレートより下落する可能性が低いと思うところで最大ポジション数を設定するのが普通なので、その予想が当たっていれば損切りナシが有利ですし、予想が外れてそれより下で長く動くようなら損切りアリが有利ということになります(ただし、値動きによっては不利にもなり得る)。

一時的に円高になっても長期で見れば円安が進むという相場観の場合はV字型のパターンに近い結果となることから損切りナシが適しています(損切りアリだと円安になっても損切り分の損失を取り戻せない可能性がある)。

結局は、相場予測・最大ポジション数設定次第ですが、下記の理由からも損切りナシの方が有利な場合が多いです。
 
両方の戦略を平行して行う等のリスク管理方法もあるのでご自身の好きなように色々試してみるとよいと思います。

●損切りすると投資効率が悪くなる理由。損切り分を取り戻すのが大変。
ループイフダンでは下落時に値幅毎にポジション数が増えるため損失が膨らみやすいです。

例えばドル円B15、1000通貨の場合、3円下落時の損失額は28500円です。
ドル円B15の平均利益は1日約1105円なので(バックテスト参照)、この損失を取り戻すには26日かかることになります。
 
下落幅が大きいと更に損失が膨らむため、損失を取り戻すのに必要な日数も多くなります。
そのため、損切り分を取り返しつつトレードを続けるより、なるべく損切りしない方がよいです。
ループイフダンやトラリピで損切りしてはいけない理由
 (更新履歴:2014年11月17日投稿、2018年3月5日更新)
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サイクル2取引という新機能が外為オンラインからリリースされます。

サイクル2取引とは何か

基本的機能は従来のサイクル注文と変わっておらず、一定の値幅で新規注文と決済注文を繰り返すシステムです。
ループイフダンと同様に、レンジ相場で簡単に大きな利益を上げることができます。

従来のサイクル注文からの主な変更点は以下の2点です。

新規注文がイフダン注文ではなくなった

「サイクル2取引は指値注文によるトリガー型の約定処理でなく、アルゴリズムによりダイナミクスに約定処理される」と説明されており、要するに新規注文が指値ではなく、指定レートになったのを確認して成行で発注する仕様に変わるようです。

決済注文は以前と同様に指値注文が適用されます。

12月18日(月)の正式リリース後に詳細な仕様を確認しましたが、2016年のバージョンアップ前のアイネット証券ループイフダンのような仕様で滑りをさらに小さくしたイメージです。
有利に滑ることはありましたが、不利に滑ることはほとんどなく、利用者にとっては指値より利益が大きいと思います。 

取引証拠金が少なくて済む

従来のサイクル注文はシステムを稼働させた時点で全ての注文の分だけ(最大ポジション数の分だけ)取引証拠金が必要でした。

サイクル2取引なら指値注文ではなくなったお陰で、取引証拠金は新規注文が発注されるごとに計算されるようになり、最大ポジション数になるまでの間は資金に余裕ができ、資金効率が上がります。

サイクル2取引

なお、最大ポジション数になった時には(従来と同様に)ポジション数の分だけ取引証拠金が必要になるので、長期放置型の戦略で運用する場合は注意が必要です。

ポジション数が増え、取引証拠金不足となった場合はサイクル2取引が停止し、新規注文が発注されなくなります。その場合、既に発注されている決済注文はそのまま残りますが、これは従来のサイクル注文を停止した時と同じです。

従来のサイクル注文、iサイクル注文はどうなるか

従来のサイクル注文はサービス停止となりますが、設定やポジション等を維持したままサイクル2取引に自動で移行されるため、特に利用者に不便はありません。
取引証拠金に余裕が出るので、その分で新たにサイクル2取引を始めるのもよいと思います。

iサイクル注文は今まで通り利用でき、特に仕様変更などはないようです。→2019年2月18日に仕様変更がありiサイクル2取引になりました。指値から成行に変更、証拠金減額など、利用者にとっては実質的な変更はありません。


サイクル2取引のメリット

従来のサイクル注文のメリット、デメリットはそのままなので、変更点のみ紹介します。

取引証拠金が少なくなる

上記の通りなので省略。

滑りで利益が増える可能性

指値注文ではなくなるので、指定レートになったところでシステムが新規注文を成行(クイックトレード)で発注することになり、発注から約定までの間にレートが変わり指定レートとはやや異なるレートで約定される可能性があります。

バージョンアップ前のループイフダンもそのような仕様となっており、稀に不利なレートで約定することもありましたが、多くの場合で有利なレートで約定しており、平均すれば有利なレートで約定していました。
そのため、サイクル2取引も従来のサイクル注文より利益が増える可能性があります。

リリース後に実際に検証してみた感じでもやはり利益が大きくなっています。

理屈上は指値と同様に、指定レートで約定させるシステムにすることも出来るので、そうなると思っていましたが、予想以上によいものになっています。
滑りがほぼ出ないし、出たとしても有利に(利益が大きくなるように)滑ることが多いので、以前より明らかに改善されました。

特許侵害リスクが減った

サイクル2取引には、恐らくマネースクウェア・ジャパン(マネースクエア)との訴訟を意識して開発したと思われる仕様も随所に見られます。
トラリピやその特許との違いがいっそう明確になっているので、特許侵害によりサイクル注文(サイクル2取引)が停止されるリスクは減ったと思います。

ちなみに、サイクル2取引も特許出願済です(特願2017-220225)。

サイクル2取引のデメリット

滑りで利益が減る可能性

上記の逆で、滑りが不利に働く可能性も一応あるので紹介しておきます。
ですが、実際に検証した結果では、ほぼ指定レート通りに約定し、有利に滑ることはあっても不利に滑るのはほとんどないので、問題ないと思います。

ループイフダンの方が利益が大きい

取引証拠金が減ったというのは魅力ですが、手数料やスプレッド、スワップを考えるとやはりループイフダンの方が有利です。(下表)

損益を左右する最も重要な要素はスプレッドと手数料というコストであり、ループイフダンの方が低コストなので利益が大きくなります。

通貨ペアが多いというメリットはあるので、NZドル円等のようにループイフダンにない通貨ペアで取引するならサイクル2取引がよいと思います。

サイクル2取引、ループイフダン、トラリピのスプレッド比較

iサイクル注文、ループイフダン、トラリピ比較スプレッド
↑スプレッドと手数料の合計で比較。カッコ内はスプレッドのみの値。ループイフダンは手数料無料。1000通貨で比較。

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関連記事


(更新履歴:2017年12月7日投稿。2019年2月18日最終更新)
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外為オンラインのサイクル2取引「ワイド方式」を紹介します。


1. サイクル2取引新機能「ワイド方式」とは?

6月26日に追加されるサイクル2取引の新機能で次の特徴があります。
  • 「中心レート」を指定し、その上には「売」サイクル2取引、下には「買」サイクル2取引を発注する。
  • 従来のサイクル2取引の改良版であり、新規&決済を自動で繰り返す。
  • 「リスク軽減値」機能により損失を軽減できる(下記)
  • 特許出願中(特願2016-196860、2016-196861)
↓ワイド方式のイメージ図
サイクル2取引ワイド方式

簡単に言えば、買いと売りを同時発注できるようになったということです。

「リスク軽減値」とは?

従来のサイクル2取引ではポジション間隔(注文レートの差。利食い幅)は一定の間隔でしたが、リスク軽減値を設定するとそのポジション間隔が指定した値づつ徐々に大きくなっていきます。

例えば、従来は決まった数字(例えば100pips)の間隔でポジションを取る仕様でしたが、リスク軽減値を3pipsにするとポジションの間隔が100、103、106pipsという具合に中心レートから離れるほど大きくなっていきます。

そのため、ポジション数が小さくなり含み損も小さくなるメリットがある一方、その分だけ決済回数が減るため決済利益も小さくなるというデメリットがあります。

2. ワイド方式のメリット

サイクル2取引自体のメリット・デメリットに加え、以下があります。

買いだけの場合より下落時の損失が小さい

最大のメリットは、想定レンジに買い注文だけを配置する場合に比べると、下落時の損失が小さくなることです。

その理由は、レンジ上半分には買い注文がないため、レンジ上限の買いポジションを持ったまま下落して含み損が増えるという状況にならないからです。

その代わり、レンジを上抜けした時に売りポジションの損失が増えるというデメリットにもなっているため注意が必要です。

発注が簡単

買い、売りのサイクル2取引をそれぞれ発注するだけなので、ぶっちゃけた話、以前のサイクル2取引で同じ設定を作ることもできるのですが、それよりは手間が省けます。

注文手順も簡単で、ポジション方向の欄で「売買両方(ワイド方式)」を選択するだけです。

なお、あまり知られていないので念のため紹介しておきますが、2017年3月20日のバージョンアップにより複数のサイクル2取引が同時稼働できるようになっています。(iサイクル2取引も同様)
もちろん、ワイド方式を複数発注することも可能です。

売りサイクル2取引で利益を上げられる

買いサイクル2取引だけでなく売りサイクル2取引も自動で発注されるため、それによっても利益を上げられます。

買い、売りのレート・ポジション数を変更できる。

各レートを修正可能です。隣り合う決済・新規レートが等しくなるよう自動調整される仕様なので、変更制限のない最高値の新規売り注文レート(または、最安値の新規買い注文レート)から修正していく必要があります。

下図はサイクル2取引のレートを修正した場合。売りポジションの間隔(利食い幅)を48円、1円に。
サイクル2取引レート修正

注文画面の左側のチェックボックスをオフにすれば、その注文が発注がされなくなるためポジション数を減らすこともできます。
この場合、オフにした注文の隣の注文レートが自動修正され、隣り合う注文の利食い(決済)レートと新規指定レートが同じになります。

より細かくレートやポジション数を指定したい場合は複数のサイクル2取引を手動で発注すれば実現できます。

決済利益は買いでも売りでも同じ

サイクル2取引では注文レートをまたぐ毎に利益を得られますが、これは発注レートが同じならば買い注文でも売り注文でも同じ決済利益となります。

(例えば、100から101円を行き来する場合、買いサイクル2取引なら100円で新規買い、101円で決済売りを繰り返し、売りサイクル2取引なら101円で新規売り、100円で決済買いを繰り返すため、その決済回数(決済利益)はどちらも同じです。)

そのため、損益の違いはスワップと、レンジを外れた時の含み損だけです。

買いと売りの両方が発注されるから利益が増えると安易に考えているならそれは間違いです。
無論、含み損の差からシステム停止時のトータル利益が増えることもありますが、停止するタイミングまでよく考えた上でシステムを稼働させるべきです。

サイクル2取引において最も重要なのは含み損(リスク管理)にあることをよく理解して下さい。iサイクル2取引やループイフダン、トラリピも同様です。

長期で見れば予想レンジから外れる確率が極めて高いため、上に抜けるか下に抜けるかを考える必要があります。
いずれ上に抜けると考えるならば、売りポジションの含み損が増えるリスクがあるため、買いだけのポジションを持った方がよいです。

システム停止のタイミングについては以下の記事を参照して下さい。
ループイフダンに関する記事ですが、サイクル2取引やiサイクル2取引にもそのまま利用できます。

ループイフダン停止の理想的なタイミング

3. ワイド方式のデメリット

中心レート付近が弱い

指定した中心レートの上下に注文を配置する仕様なので、指定レート付近には注文がない状態(空白地帯)になります。

例えば、100円付近に100pips間隔で注文した場合は、103,102,101円に売り注文、99,98,97円に買い注文となり、99から101円の200pipsの間には注文されません。
ここでの動きを利益化できないのはやや痛いです。

買いだけ、売りだけの方が有利な場合も

買いだけ、もしくは売りだけを発注するのがやや面倒です。
上記した通り、手動で調整すれば買い、売りのポジション数やレートを変更できるため、売りポジションを一つだけにして、まず約定されない位に新規レートを大きくすれば実質的に売りポジションを持たないようにすることも出来ますが、少し手間がかかります。

買いだけにしたいなら通常のサイクル2取引を使えばいいというのは確かですが、「リスク軽減値」機能を使いつつ買いだけの注文を簡単に発注できればもっとよかったと思います。

マイナススワップのサイクル2取引(ドル円の売りサイクル2取引など)を長期放置させるとバカにできないロスとなるので注意して下さい。
また、レンジを上抜けすると売りポジションの損失が膨らむというデメリットもあるため、(特に円がらみの通貨ペアでは)買いポジションだけの方がよい場合も多いです。

買いと売りの設定が同じ

デフォルトでは買いと売りの注文間隔が同じになるため、売りの注文間隔だけを広くするといった使い方が出来ません。

買いと売りで設定を変えるといった戦略は以下の記事で詳しく紹介しているので、これを参考にポジション数やレートを変更した方がよいと思います。

ループイフダンのレンジ内の位置ごとの最適戦略

両建てループイフダン長所短所まとめ

利益予想が困難

上記の通り中心レート付近の値動きを利益化できないことや、「リスク軽減値」利用時だと注文レートがやや複雑なこと、中心レートにより決済利益が変わること等からバックテストの再現性も低く将来の利益予想は難しいです。

ループイフダンの方が利益が大きい

機能面での改善は評価できますが、手数料やスプレッド、スワップを考えるとやはりループイフダンの方が有利です。(下表)

損益を左右する最も重要な要素はスプレッドと手数料というコストであり、ループイフダンの方が低コストなので利益が大きくなります。

通貨ペアが多いというメリットはあるので、NZドル円のようにループイフダンにない通貨ペアで取引するならサイクル2取引がよいと思います。

サイクル2取引、ループイフダン、トラリピのスプレッド比較
iサイクル注文、ループイフダン、トラリピ比較スプレッド
↑スプレッドと手数料の合計で比較。カッコ内はスプレッドのみの値。ループイフダンは手数料無料。1000通貨で比較。

結論

デメリットも色々書きましたが、リスク軽減値という機能は便利ですし、発注を簡単にしたい方やループイフダンにない通貨を利用したい場合は試してみるといいと思います。

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トラリピのマネースクウェア・ジャパン(マネースクエア)から新機能「決済トレール」が2015年1月下旬にリリースされました。
 
2014年11月22日にM2JFX バーチャル にて先行リリースされています。
例によって特許(国内特許、国際特許)を出願しているようです。

結論から言うと、決済トレールに変えるよりも、ループイフダンに変える方が利益が大きくなるということです。
トラリピからループイフダンに変えると利益が11から78%も大きくなります。

決済トレールの概要とメリット・デメリットをまとめて以前と比較して紹介します。


トラリピ新機能「決済トレール」とは何か?

通常のトレール注文(トレーリング機能)をトラリピの利食い注文に導入しただけです。
 
トレール注文とは(あらかじめ決済レートを決めておき上がった時にそのレートですぐに決済するのではなく)、一定の上げ幅(トリガー価格)に達する毎に決済レートを自動的に切り上げていく機能です。(下図)
 
あらかじめ決済レートを決めておく場合だと、そのレートより高く上昇した時にその差だけ利益を取りこぼすことになるので、強い上昇相場ではトレール注文で決済させる方が利益が大きくなることがあります。
トラリピ「決済トレール」の仕組み2。ループイフダン検証ブログ2
http://www.m2hd.co.jp/pdf/press/261120_Plus_project_kessai_trail.pdf より

トラリピには以前から「トレールストップ」という機能があり、これはストップ注文(損切り注文)をトレールさせるものでしたが、利食い注文もトレールできるようになったということです。

トラリピ新機能「決済トレール」のメリット

値動きによっては利益が増える

通常のトレール注文のメリットと同じです。
つまり、上にも書いた通り、値動きによっては利益を大きくできることです。(公式サイトでは利益の極大化と表現しています)
 
トラリピにトレール注文を追加したことで、通常のトレール注文とは異なる特別なメリットが生じる訳ではありません。

値動きによっては複数のポジションがまとめてトレールされることもあり、その場合は以前のトラリピのように値幅毎に一つづつポジションを決済するより利益が大きくなることがありますが、トレールされる注文数が一つの時は逆指値で買いつつ値幅毎に一つづつポジションを決済する場合と同じ利益になります。

決済後は通常のトラリピ同様に当初設定した通りに新規指値及び決済注文(決済トレール)がリピート注文されます。

下図は3つのポジションがトレール決済され、その後2つの注文がリピートされている様子。 
トラリピ「決済トレール」のメリット。ループイフダン検証ブログ
http://www.m2j.co.jp/guide/kessai_trail.php より。

設定が簡単

決済トレールを設定する・しないのチェックボックスをクリックするだけで設定できます。(細かい設定ができないというデメリットでもあります)

トラリピ新機能「決済トレール」のデメリット

リピート回数が減る

決済されるまでに大きな値動きが必要となり決済回数(リピート回数)が減るため必ずしも利益が増えるとは限りません。
 
トラリピでは例えば30pips上がったら決済させるのを繰り返すことで30pips値幅のレンジでも稼げるのですが、決済トレールでは30pipsの利益を得たい場合でもトリガーレート分の20pipsだけさらに上昇した時に初めて決済注文が出される仕様なので、30pipsの値動きでは決済されずリピートされにくくなります。

トラリピでは小幅な値動きを利益化するのがウリなのにそれを否定するようなシステムだという気もします。

リピート回数が減ったことによる利益減を決済トレールによる利益アップで補わなければならないのですが、決済トレールで利益が大きくなるのは上昇相場や複数の値幅分一気に上昇した時だけであり、また上記したように通常のトラリピ(上昇時に逆指値で買う設定)より利益が大きくなるのは複数のポジションがトレールされる場合だけなので、決済トレールが有利に働く機会はそれほど多くないと思います。

トリガー価格が20pipsに固定されている

なぜこのような不便な仕様にしたのかわかりませんが、そうなっています。(南ア、香港ドルは0.1円毎。対ドル通貨の場合は0.002ドル毎)
 
通常のトリガー注文ではトリガーレートも自由に設定できることが多いので、m2jだけ使いにくい仕様になっているという印象です。

決済レートが滑る

トレール注文に共通の欠点ですが、決済は逆指値(成行)でされるのでスリッページが発生します。
週明けに大きく下落した場合(窓開け)等ではスリッページが大きくなりマイナス決済される可能性もあります。

狭割が一切適用されない

この機能を使うだけで狭割が一切適用されなくなります。
 
トラリピの最大の欠点である手数料が大きな障害となり、この機能も使いにくくなります。
せめて最初だけでも手数料無料キャンペーンでもやればいいのにと思います。

m2jのように意地でも手数料を下げない姿勢は利用者の反感を買い、ループイフダンのような競合への流れを加速させるだけだと思います。(現にループイフダンの利用者数は急増しています)

バックテスト結果に注意

2015年1月16日にm2j公式サイトにバックテストの結果が掲載されました。
http://www.m2j.co.jp/landing/kessai_trail/

これによると決済トレールなしと比べた場合、上昇トレンド相場で197-218%、レンジ相場で89-121%の収益になったそうです。

為替は長期で見ればレンジ相場の期間が長いので、長期間放置する戦略の場合決済トレールはレンジ相場のバックテスト結果程度(89-121%)に収束すると考えられ、決済トレールを使っても大幅な利益増は望めないと理解すべき結果だと思います。

上昇トレンド相場で、しかも下落前にシステムを停止させるという極めて限定された状況においては約2倍程度に利益が増える結果となったようです。

現実にはこのタイミングでシステムを停止するという判断をするのは難しいことから、このバックテスト結果は都合のよい状況を取り出し、利益が大きく見えるように見せた広告と考えた方がよいと思います。(金融業界の広告やレポートではよくこういう操作がされているので注意が必要です)

そもそもトレール機能自体が難しい

トレール機能は以前から色んな会社で提供されていますが、利用者は少ないですし、それで安定して稼げている人を見たことがありません。

上昇相場では通常の決済方法より利益が大きくなるのですが、実際には1年の8割はレンジ相場なのでトレール機能が役に立つ場面は非常に少なく、そのタイミングを見極めるのは難しいです。
そのため、使いこなせる人が出ておらず今後もトレール機能が人気となることはないと思います。

使うタイミングが難しいなら連続して使えばいいのでは?と考えた末に「決済トレール」という機能がリリースされたようにも思えますが、トレール機能を連続して行うと上記の通りリピート回数が減るため、利益が増えるとは限りません。

両建てする等の工夫をしてもリスクが高まるだけで多くの場合は利益が増えることはなく、決済トレールを使わない方がよいと思います。

こんな安易な方法で儲かると思うのは投資家としては甘いです。
儲かると思い込ませて取引手数料を稼ぐというFX業界によくある手口には注意して下さい。

トラリピ上場廃止。ループイフダン等の競争激化

トラリピのマネースクウェア・ジャパン(m2j)は手数料が高く、顧客の不満がインターネット上でも見られますが、手数料無料&低スプレッドのループイフダンが人気となる等、他社との競争が激化し厳しい事業環境となっていました。

起死回生の策になるかと思われた決済トレールも、従来のトラリピ利益を越えられない場合もあり、ループイフダンより利益が大きくなるとも限らないので(バックテストによると11から78%の利益差があるため。)、結局利用する人もそれほどいないままだったんだと思います。
インターネット上でも決済トレールを利用している人はそれほど見かけません。

そんな中、2017年1月20日に上場廃止となりました。上場廃止は経営陣によるMBO(買収)という手法により行われ、その後は外資系ファンド「カーライル・グループ(インフィニティ)」と協力して商品開発等を加速させるそうです。

トラリピ、外為オンラインに第1審敗訴。特許侵害なし(その後控訴)

マネースクウェア・ジャパンは以前から特許を広告材料の一つにしていたのですが、実際の特許訴訟ではその主張は認められなかったようです。

外為オンラインのiサイクル注文、サイクル注文がトラリピ特許を侵害するとして提訴したのですが、2017年2月10日に敗訴の判決が出され、その後、控訴しました。

2017年12月21日の知財高裁判決ではサイクル注文の差し止めを認める一方、iサイクル注文の差し止めは認めませんでした。

特許があるから凄いと思う人もいますが、必ずしもそうではないので、そのような広告に注意して下さい。
特許侵害訴訟の詳しい経過は以下の記事でまとめています。

 トラリピ・iサイクル注文の特許侵害訴訟を解説【トラリピ敗訴→控訴審で一部差し止め】

結論:決済トレールで儲けるのは簡単ではない

注文方法が多様化されたことは評価できますが、トラリピは手数料が大きいので仮に決済トレールで利益が増えたとしてもその増加分から手数料を引いた正味の利益がループイフダンより高くなるケースは多くないと思います。

私が検証した結果ではトラリピをループイフダンに変えると利益が11から78%も大きくなります
つまり、決済トレールに変えるよりも、ループイフダンに変える方がよいというのが上記を踏まえた結論です。
やはりコストの差でループイフダンの方がお得だと思います。

オートレールの方が有利【マネックス証券】

マネックス証券からオートレールという機能がリリースされており、こちらの方が手数料・スプレッド等の点でトラリピの決済トレールより有利なので、トレール機能をどうしても使いたいという前提ならどちらかと言えばオートレールの方がよいと思います。

上にも書いた通り、トレール機能自体がお薦めできないので、普通にループイフダンをする方がよいと思います。

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 (更新履歴: 2014年11月23日投稿、2017年12月21日)
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