5.米ドル/スイスフラン（USD/CHF）　スプレッド　 4.0pip

　値幅　20・50・100・150　の通貨ペア↓

取引単位：1000通貨から取引できます。

リリースは2019年11月11日（月）からです。

●注意点
いずれもマイナー通貨ペアでボラティリティが高くスプレッドも大きいので、はっきり言ってループイフダンには向かないと思います。　

★★★

アイネット証券公式マスコットキャラクター『ループイフにゃん』デビュー。

アイネット証券が公式キャラクターの『ループイフにゃん』（上図）をデビューさせたそうです。

色々ツッコミどころ満載ですが、人気が出るといいですね。

取引単位：メキシコペソ/円と南アフリカランド/円は10000通貨単位、その他は1000通貨から取引できます。

リリースは２０１８年１１月　３（土）メンテナンス後からです。

●注意点１【トルコリラは数十年下落し続けている】
通貨ペアが加わったことで投資の自由度が上がったことは多くの人にとってポジティブな情報です。

ですが、これらのマイナー通貨ペアはボラティリティが非常に高く、値動きが予想困難です。
史上最安値をどんどん更新し、買値の100分の1以下のレートになることも十分ありうる恐ろしい通貨ペアです。

トルコリラ円で言えば、2018年10月26日現在は19円ほどですが、1990年には50000円以上ありました。
つまり、現在は当時の2500分の１以下のレートになっています。

2000年頃のトルコリラ円は190円程度、2010年は60円など、長期にわたってとんでもない勢いで下落している通貨ペアです。

高金利が魅力などという宣伝を多く見かけるのですが、確かにスワップは高いもののポジションの含み損が多すぎて到底スワップだけではカバーしきれません。

トルコリラはついに底を打ったという楽観的な情報を書いている人もいますが、トルコリラは以前からそういう期待を何度も裏切りつつ、何十年も下落し続けている通貨ペアです。

これを買うよう勧めるのは、よほど無責任な人なんだろうと思います。
私はこの通貨ペアを勧める気はありません。

仮に今後反発したとしても絶対に取引すべきではありません。
特にループイフダンのように下落時に損失が増えやすいシステムとは非常に相性が悪いです。

メキシコペソや南アフリカランドなどの通貨ペアも、トルコリラと同様の問題があり、マイナー過ぎてボラティリティが高く、取引に向きません。

●注意点２【スイスの通貨政策は予測不可】
スイスは先進国なのですが、通貨政策に関しては他の先進国と傾向がかなり異なっており、中央銀行の都合で急激にレートが動いたりします。

2015年1月15日の「スイスショック」と呼ばれた事件では、スイスフラン/円は１日で115円から155円まで上昇し、多くのFX業者が取引停止に陥るという異常事態に陥りました。（破綻したFX業者もあります。）

今後もこういう予想外のアクシデントが起こりうるハイリスクの通貨ペアなので、こちらもおすすめできません。

ループイフダンの目安資金。最大ポジション数ごと【NZドル/円】

ループイフダンのバックテスト2004年以降【NZドル円】ループイフダンとトラリピの比較

以上、新通貨ペアと注意点について紹介しました。

★★★

●おまけ。最近のアイネット証券について。
私個人的にはこれ以上の通貨ペアはしないで欲しいと思っています。
アイネット証券からすると、通貨ペアを追加するとコストも当然増えます。

新通貨ペアによる収益増でそのコストがまかなえるならよいのですが、もしその通貨ペアが赤字になった場合、他の通貨ペアによる収益で埋めることになります。

アイネット証券の収益が悪化するとドル円のスプレッドやスワップなども悪くなる恐れがあり、既存の利用者にとってはマイナスです。

現状はループイフダンの利用者が増えて、収益も増えているので強気の経営方針を取って通貨ペアを増やしたということなのでしょうが、調子に乗って手を広げすぎると某社のように会社が傾きます。

リーマンショック以降の好景気もいつかは終わりがくるのですから、あまり楽観的な経営はしないで欲しいと思います。

この記事を読んだ方も、上記に同意するならアイネット証券に要望を出しておくとよいと思います。
私は既に要望を出しましたが、多くの方から言われた方がアイネット証券も動きやすいはずです。

●参考記事。